2004年のベスト

年も明けたというのに間が抜けてることこの上ないですが、先日すべての観劇予定も終えたところで2004年の個人的ベスト10を。と言ってもなかなかきっちり順序がつけれるものではないので、とりあえず5位から10位。順不同で。

ハルシオンデイズ」KOKAMI@network
「バナナが好きな人」ダンダンブエノ
「夏祭浪花鑑」 平成中村座
「MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子vsザリガニ魔人
「赤鬼」
「SKIP」キャラメルボックス

(上演順)

どれもこれも泣かせていただいた作品ばかり。「夏祭」はNYで観たものと凱旋公演込み、ということで。リンダも大好きな作品でしたが、うーん、個人的にはハルシオンは非常にクるものがあったので。「バナナが好きな人」も好きだったなー。中井貴一さんのエンターテナーぶりに感動。温水さんの演技力にも唸らされました。「SKIP」は本当に久々にキャラメルにしてやられた新作。成井さんの演出力もさすがでした。「赤鬼」は、やっぱり名作中の名作でしたね。

次が4位から2位。

「はたらくおとこ」阿佐ヶ谷スパイダース
「髑髏城の七人(アカ)」新感線
「SHOW THE BLACK」大川興業

これも上演順。「はたらくおとこ」は今まで見た阿佐スパのなかでもダントツに好き。もう一回見たかったなあ。あの客席中が息を呑んだ空気感、久々に味わった緊張感でした。アカドクロは、ほんっとに何度でも何度でも見たかった。今年最高のリピート回数でしたね。オープニングから完全に世界にもってかれたもんなあ。髑髏城はやっぱり私の新感線ベストだな!と再確認。
「SHOW THE BLACK」、私はやっぱり「アイデア」というものを重要視したいので、そういう意味でもこの作品の特異性はダントツかな、と思う。このアイデアを実行する総裁の力にも感服してますし、演劇ファンに大川が知られていなさすぎるという歯軋りも込めて。

ということで、残るは今年のベスト1。

ハムレット」 子どものためのシェイクスピアカンパニー

見終わったあと、ひょっとしたらこれは今年のベスト1だぞと思いましたが、やはりこれがぶっちぎりました。今までハムレットを見るたびに「もういいから早く終われ」と思っていた私を泣かせたこのカンパニー、さすがです。シェイクスピアを見るたびに、どうにも言葉と感情のアンバランスさが気になってしょうがなく、それを納得させて下さる役者さんというのが本当に数えるほどしかいないなあと思っていたんですが、この「ハムレット」を見てこの物語そのものの持つパワーに初めて気づかされました。この悲劇の真の哀しさに触れたというか。アイデアという面でも、シェイクスピア劇の解釈という面でもまったく違ったものをみせてくれました。いやまったく脱帽。再演を希望したいですね。もちろん、今年の作品も期待していますけど。