「衛兵たち、西高東低の鼻を嘆く」MONO

  • ART COMPLEX 1928 D列5番
  • 作・演出 土田英生

久しぶりのMONO本公演。ちなみに次回の公演は2007年の2月だそうです・・・遠っ!!

ある城壁の前の5人の衛兵たち。彼らはその城壁を守っている。だが衛兵たちの中にひとり、自分達の存在に疑問を投げかける者が出てきた。果たして彼らはなんのためにそこにいるのか?

上演時間65分。超コンパクト。でありながら、ぎゅっと中身の詰まった公演でした。題材やシュチュエーションは限りなく不条理劇のそれでありながらも、目の前で起こっていることはいちいちリアル。寓話的な物の見方はいくらでも出来そうなんだけども、答えは提示していない。どうとでも考えられそうなところが、終わってからも楽しめる。

微妙な間や微妙なトーンで笑いを生んでいくところがさすが気心のしれたMONOのメンバーだなあという感じ。人それぞれ笑いのツボは違うでしょうけども、私はかなりツボでした。「自主性」のとことか、めちゃめちゃ笑ったよ。充実した観劇でした。