「ポツネン」KENTARO KOBAYASHI SOLO CONTE LIVE

ラーメンズ小林賢太郎さんのソロコントライブ。配られたごあいさつの文章がなかなかに格好良い。

NO CONTE,NO LIFE.
コントしかできませんが、コントには何でも出来ると信じています。

非常にクレバーな、「知的遊び」といった趣の舞台でした。がははは、と笑って笑ってしまうというよりは、ほっほ〜、やるなあ、なるほどね、といった感想が先に来ますね。ラーメンズでももちろんそういった面はありますが、片桐さんが持っているようなある種の不条理さが小林さんはちょっと薄い。ラーメンズにある「不思議な世界にいきなり連れて行かれる」感じよりも、テクニカルな技が堪能できるコントライブになっていたなあと。
以下は勝手につけた仮タイトル。

「けだものだもの」「親切心」「アナグラムの穴・前編」「スポーツの不思議」「ハンドマイム」「アナグラムの穴・後編」「お好みの味」「ポツネン」

いちばん好きなのはなんと言ってもラストの「ポツネン」。素晴らしい!!図形と自分「ひとり」をあそこまで活かせるそのアイデアに脱帽です。オチも大好き、本当に吸い込まれる感じがしたもんなあ。
「けだものだもの」は非常にラーメンズ的というか、オチが読めるというか(笑)、もうひとひねり欲しかったかも。
「ハンドマイム」「アナグラムの穴」はソロライブならではの面白さ。小林さんの描く絵が絶妙に可愛いのがまたずるい。ハンドマイムはなんてことのないアイデアなのに見入ってしまいました。映像の良さももちろん◎。
アナグラムの穴では小林さんの美しい手さばきが拝めるのも、ヲタ的にはおいしいところでした。

カーテンコールで日替わりアナグラムがあるようで、私の観た日は「ろっこうおろし」で、
「お、ろっこうしろ」。
で、出してきた絵は新幹線(?)の座席の6つ後ろからパンダが覗いている絵でした。
すげー可愛かったです!