「新春浅草歌舞伎 第1部」

  • 浅草公会堂  1階い列23番

「鳴神」
これも有名な演目ですよね。筋書きを予め読んではいたけど本当に楽しいお話でございました。絶間姫の計算マコちゃんっぷりが実にキュートでよかった。亀治郎さんて客に対するアピールがしっかりあるんだけど、それがぜんぜんいやらしくなくてちゃんと品があるのがすごくいい!

仮名手本忠臣蔵 五段目・六段目」
第1部は役が入れ替わりで勘平が七之助くん、おかるが勘太郎くん。同じ先生から同じことを同じように教わっていてもやっぱり違ってくるものよねええ、と感心しきり。七之助くんの勘平、なんというか一種危うさがあって、勘平というキャラクターには実はすごくあっているのかな、と思う場面も結構ありました。「おやじさまには俺が会うた」と言ってしまうところとか。やっぱりちょっと線が細いかな〜と思う部分もありますけどもね。勘太郎くんのおかる、これもまた熱演!健気系のキャラクターって結構彼にははまると思うんだけど、それにしても勘平を見つめるシーンとかでぼろっぼろ泣いてましたからね、あのひと。入り込むタイプなんだなあ。

斧定九郎をこちらは亀鶴さんがやってらっしゃったんだけど、藁の中から白い手がぬっと出てくるところから惹きつけ充分で*1よかった。この役、私結構好きかも(笑)

*1:ちょっとガラスの仮面を思い出してしまったい