- シアタードラマシティ ７列２１番
- 作 ティム・ファース 演出・翻訳 Ｇ２
「なんちゃってミュージカル」を想像して行っていたので、オープニングで、「げ！これはちゃんとミュージカルではないか！」と思ってびっくりした。しかし、ちゃんと「ミュージカル」なだけに苦手なところもあったという感じ。あの雰囲気がね・・・苦手意識がまだ抜けていないんでしょうか。中川くんの歌は好きなんだか演技はちょっと苦手かも、と思ってしまったところもあり、ちょっと波に乗り切れなかったなあという感じ。
筋立ては面白かった。映画の「スライディング･ドア」を思い出した。逃げた人生と、逃げなかった人生。もっとシニカルにまとめるかな？と思ったけど、ちゃんと勧善懲悪な結末が用意されていましたね。
ミュージカル畑の豪華なキャストをごっそり集めて非常にゴージャスなキャストでしたが、音楽がどっちかというと歌い上げよりリズム重視、だったので皆様の美声を心行くまで堪能、といかなかったのは勿体なかった。っていうかパンフを買わなかったのでどれがどの人なのか･･･ピラ紙でもいいから配役表が欲しいよん。レミゼで拝見した坂元さんはわかった（笑）なかなかナイスなぼけ役っぷりでしたねえ。
というわけで自然と私の目は｢池田成志特化EYE｣と化していたわけですが、１６だと言いながらもうとっくに４０越えしている成志さんが頑張って踊っている姿が面白くていやうそです、素敵でもう目が離せませんでした(笑)あのスカのメロディーは結構好きかも。
リズム重視の歌が多くて、ちゃんと音に言葉は乗っているんだけど歌詞が微妙に聞き取りづらい、というのも個人的にはどうかと思ったところ。
舞台美術が非常にシンプルかつスピーディーな転換でいいなーと思ったら松井るみさんでした。さすが！
