出てたのね、第2弾。
- 作者: 長塚圭史
- 出版社/メーカー: キネマ旬報社
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本
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わたし最近八嶋智人さんがすごく好きなんですけど(ってお前の最近はいつからだよ)、この第2弾の中には八嶋さんも入っていてちょうど「踊る」(室井さんのやつ)を撮ってるころの話で、まあそれは関係ないんですけど、これはどこかのインタビューでも言っていたしこの本の中でも言っている、「自分がいつか死ぬっていうことがすごくこわい、こわいけどそれからは逃れられない、だからみんなに俺のことを覚えていて欲しい」っていう八嶋さんの衝動というようなものにすごく共感するところがあるんですよね。共感なんていやな言葉だけど。
あとね、
八嶋「っていうか、劇場というところが好きだった。扇町大好きだった。・・・だってもう、奈良の田舎の子がね、ひとりで大阪まで出て、しかもメインのなんばとか梅田とかではなく、ちょっと外れたいかがわしいところを通って、当日券を買って整理番号をもらう。で、となりに喫茶店があって、そこで初めて俺、アイスオーレを飲んだ。そこで初めて。」
八嶋さんは1970年生まれでわたしは1971年生まれで、八嶋さんもわたしも高校生のときに近小だとか扇町だとかに通いだしたわけでね、これはなんというか、わたしにとっては泣ける5行。