先週かな?発売日に無事届きました、新感線DVDBOX。結構かっこいいデザインですよね?新感線ぽくてヨイ。収録された作品は生かビデオで見たものばかりなんで、コメンタリないしまあヒマをみつけて一個ずつ見ていこうかな、という感じ。とりあえずは特典DVDの方で楽しませて貰ってます。というわけで、特典disc1の古株劇団員による爆笑座談会について例によってメモ書き。disc2の方も見ましたがいやー武流転生のときの古田さんの格好良さってもう異常。何あれ。またこれについてはゆっくり語りたい(いつだ)。
座談会出席者は古田新太、橋本じゅん、粟根まこと、高田聖子。
- 芝居をはじめたキッカケを語る皆様。高田聖子さんは小学校の頃から実家を出たい!という願望を叶えるためにアイドルを目指していた(笑)なんで?実家法隆寺だから?(笑)
- 粟根さんはちゃかぽこ調書から新感線に手伝い(スタッフ)に来ていたところを、役者が足りず古田の「あの眼鏡のよく手伝いに来る奴は役者もやってますよ」という囁きが新感線に入るきっかけ。初舞台はヒデマロ2。
- 聖子さんのことを古田さんは「しょっぺ」と呼んでいる(笑)
- 古田&じゅんはもと「太陽族」所属。いやー初めて知った
- もともと新感線に興味を持っていたのはじゅんさんのほうで、そもそも古田がじゅんさんを太陽族に引っ張った
- 結局新感線の主だった役者を引っ張ってきたのは古田実行犯(笑)なんだが、その古田を新感線に呼んだのが渡辺いっけいさんだというのは有名な話ですね
- ここで古田さん「いっけいさんや筧十三さん、今の利夫さんね、あえて十三さんと呼ばせていただきますけども」(笑)
- そして私も知りませんでしたがいっけいさん、筧さん、坂本チラノさんの3人は「ファントムオブパラダイス」という劇団をやっていたそうですよ。へぇ〜。そしてそのファントムの稽古場の隣が太陽族の稽古場だった
- 芸大バス(爆)でいっけいさんにナンパされた古田さん
- そしてここでも新事実、古田さんは南河内万歳一座に入団希望だった!そういって勧誘を断った古田さんにいっけいさんは「万歳への足がかりになるかもしれないよ?」(笑)
- そうして入団した古田の第一作が「宇宙防衛軍ヒデマロ」。
- 古田新太という芸名ですがもともとは「古田新」だけだった。勝手に「太」という字を足された。
- なんか未来を暗示したエピソードだよね・・・
- いのうえさんは最初めちゃめちゃ感じ悪かったエピ満載
- じゅんさんは最初から新感線に入りたかったので、「さよならつかこうへい」の三部作を手伝いに行き、そこで筧さんに「僕新感線に入りたいんですけど」と相談したら、筧さんがいのうえさんに引き合わせてくれた。
- こいつ新感線に入りたいそうなんですけど、と言ってじゅんさんを紹介されたいのうえさんの言葉がこれ。
- 「ハッ、どうせへたくそって呼ばれたいんだろ?」
- ヒドス!感じワルス!(笑)
- 古田演劇事始め。四季の「二人のロッテ」を見て「これ、この仕事お得やわ」と小学校5年生から舞台俳優を志す
- そして学費未納により古田大阪芸大二年次除籍(でも4年間通学)の裏側が明かされる(笑)結構いい話・・・なのか?卒業式に着ていったという腰までスリットの入ったチャイナドレス姿、見てみたいわー
- 「髑髏城の七人」誕生秘話、といってもこれも有名な話ですね。古田が「西遊記」で出トチって「もう絶対に休ませない」というコンセプトで作られた
- 古田「それが名作って・・・かなんわー」
- あんなんちょっとのことやん、という古田さんに全員が「ちょっとちゃうわ!」BGMの風の音を流すオープンリールがなくなって無音になるぐらいの間があったらしい(笑)
- 扇町ミュージアムスクエア思い出話。ラストのオロチライブのあと古田はひとりで思い出の地巡りをした。やっぱりちょっと泣けた。19歳の頃からここにいたんだなあと思った
- 粟根さんは特典映像にもあるOMS案内を撮影するとき、オロチとGTRの日に大阪に帰ってきて、一晩あのビルに泊まらせてくれ、とお願いして稽古場のリノリウムの床に寝た
- 古田は取り壊されたあとの更地の状態を見て「うわっ」とやっぱり思った
- 聖子さんは村木さんと取り壊される直前にOMSを訪れ、ポスターのいっぱい貼ってある壁の奥にこっそりメッセージを書いた
- それぞれの印象深い作品。粟根さん「BOYS IN THE ATTIC〜闇夜はドッキリ!」、聖子さん「スサノオ〜神の剣の物語」、じゅんさん「直撃!ドラゴンロック〜轟天〜」、古田さん「ALL THAT GAG 1」。それぞれ、すっごくいい話をしてくれてます。是非買って聞いて下さい。
- 今後の新感線と今後の我々について語る。じゅんさんだけが前向き(笑)粟根さんに至っては「ファンクラブの会報とか写真の整理とかでいいけどな〜、月12万で。役者はええから」そんなん言わんとってーー!
- 「いのうえさんが作ったら新感線ですからね」「時々愕然とするよね、あっ俺らいらんかったんやって」「全然必要ないですからね僕ら」「いつまでも元気でね、長生きしてもらいたいです」(笑)
居酒屋爆笑座談会といいながら、なにげにいい話モード炸裂だった件。なんだ、聞いてる方までちょっとほろっとくるよな!みたいな。そして話の殆どが結成当時の思い出に集中していた(いや、ほんとはもっと話していたけどそこだけ使われたのかもしれん)。筧「十三」さんもそうだけど(笑)、みんな昔のあだ名のまま話が進行していくのが面白かったなあ。
最後に古田さん、もう俺たちもこのままフェイドアウトだよな!と言って、みんなで蕎麦屋でもやる?と冗談まじりに言っていた(笑)でもあれだな、こういう話(引退したら〜やろう、みたいな)する人多いけど、皆揃いも揃って飲食業を目指すのはなぜなんだ。でもそんな蕎麦屋あったら行きます。ええ。行きますけど、蕎麦屋より舞台屋の方でできるだけながく頑張っていただきたいと心の底から思う次第。