「TAKE OFF」KKP #5

再演、というか、ツアー後半戦、という感じらしい。なので、基本的には純粋再演という感じです。3人の男たちが「飛ぶ」までの物語。

初日だったんですねえ。知らずに見てました。去年本多で観たときにも、すごく高揚感のあるいい作品だなあと思ったけど、間をおいて見ても、そして2回目でも大変面白く観ることが出来ましたし、あの爽快感は何度見てもいい!と思います。

フォトブックという名のパンフ(?)で小林さんとロザリオス加藤隆志さんが対談されているんですけど、あの曲ってロザリオスの曲だったんですね!知らなかった。たしかにあれはずっぱまり!

ゆうれい船長がハナシてくれたこと

ゆうれい船長がハナシてくれたこと

しかし、何度見てもあの「12秒間」の演出はすばらしい。あれこそ舞台でしかできないもの、舞台でしか味わえない感覚の象徴的なものじゃないでしょうか。あの瞬間、観客は客席にいながら空を飛ぶことが出来るのだから。

というわけで舞台については安心してお楽しみいただけますよ、という感じなのですが、初日だけにちょっとトラブルもあり(笑)ラスト、いよいよエンジンをかけてプロペラを回す!というところで、上手側のプロペラ(久ヶ沢さん側)が傾きフライヤーが破損!コックピットのオレンヂさんは飛び降りる、小林さんは駆け寄る、さてここで片方を「回っていないが回っているかのように芝居を続行」するのか、「直す」のか、結構難しい判断だと思うのですが久ヶ沢兄ぃの「待て!ちょっと待て!ガムテープ!ガムテープ持ってくるから!」の声に大拍手、大爆笑。
直している間も大丈夫!大丈夫だから!を連呼する兄ぃ(笑)小林さんと久ヶ沢さんの二人で修復作業に従事、プロペラを回してみて傾いた原因を見つけ(この作業やってるときの小林さん、異常にかっこよかった・・・すいませんこんなところで萌えて)、そこもガムテで修復。大きく親指を立てて修復完了!やんややんやの大拍手。久ヶ沢さんの名台詞「木でいけるだろーーー!」も無事聞けて、終幕。

カーテンコールでは思わぬハプニングを乗り切ったテンションの高さからかお互いにハグしあって健闘を讃えあう3人の姿が。いんやキューティでした。おおさかーーーー!と絶叫する小林さんの姿もあり。カーテンコールの拍手も2回でいったん静まりかけたんですが、もう一度拍手が沸き起こりトリプルのカーテンコールに。小林さんも久ヶ沢さんさんもオレンヂさんもとても嬉しそうでした。いい初日だったんじゃないでしょうか。

3人のバランスは相変わらず絶妙。ツアーの最中にどんどん進化していきそうですよね。地方公演も広島・名古屋・仙台・新潟・北九州などあるようなので、お近くにお住まいの方はぜひぜひ。すばらしく楽しい2時間を過ごすことができますよ!