歌舞伎美人より。
歌舞伎座歌舞伎座百二十年
四月大歌舞伎
平成20年4月2日(水)〜26日(土)昼の部一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
十種香八重垣姫 時 蔵
武田勝頼 橋之助
腰元濡衣 秀太郎
長尾謙信 我 當
二、熊野(ゆや)
熊野 玉三郎
平宗盛 仁左衛門
三、刺青奇偶(いれずみちょうはん)
半太郎 勘三郎
お仲 玉三郎
鮫の政五郎 仁左衛門夜の部
一、将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる)
徳川慶喜 三津五郎
高橋伊勢守 彌十郎
山岡鉄太郎 橋之助二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
武蔵坊弁慶 仁左衛門
富樫左衛門 勘三郎
源義経 玉三郎三、浮かれ心中(うかれしんじゅう)
中村勘三郎ちゅう乗り相勤め申し候
のわーん!
ひさびさにこれは昼夜で見ざるを得まい、といった感じでございますね。この公演のお話を勘三郎さんが今年の新年会でお話しされたとき、やっぱり「勧進帳」に皆ものすごく食いついたんですけど、勘三郎さん的には昼の部の「刺青奇偶」をひさびさにやるということでそちらもぜひ!と一押しでした。イチオシされるまでもなく見に行きたいよ!勘太郎くんが解説してくれた歌舞伎名台詞本*1のなかでもこの刺青奇偶の話していて、「うちの父、これ大好きですよ」「家を出るときから博徒の顔になってますもん」と言っていたのですごくよく覚えてるんだー。しかも玉さまとだよ!うひーー。勘太郎くんが出ないのが残念なりけり。
*1: 歌舞伎の名セリフ―粋で鯔背なニッポン語 (カッパ・ブックス)