- 新神戸オリエンタル劇場 ２階Ｂ列１番
- 作・演出 小林賢太郎
なんだかここのところ、いつもラーメンズを見るときは新神戸な気がする。
２階席でしたがすこぶる見やすくてよかったです。２階の最前列って最近お気に入りだ。
以下ネタバレ。
ラーメンズの公演見た後の感想はいつも自分で勝手に仮タイトルつけたのを書く、ってのが恒例だったのですが、今回それはちょっとナシで（笑）ひとつひとつのコントに「こう！」というはっきりしたカラーを持ったものがすくなかったような印象。それが悪いというわけではもちろんないです（好みの差としては出るでしょうが）。だからTEXTとはけっこう毛色の違った作品になったかなーと思いました。構築より物量という感じ。
４本目か、５本目だったかにあった、あのタワーマニアたちのお話。ああいうのをラストに持ってくることが構成上今までは多かった気がするんですけど、あそこで折り返してまた最初に戻るあたりも不思議だな〜っていう。
個人的に腹を抱えて笑ったのはあのあやとりをめぐりやりとりです。あれはもう、天才だ！たしかに、あやとりをまったく知らない人と１対１であやとり教えようと思ったら困難を極めるに相違なく、それをあそこまで面白く見せるアイデアにも手腕にも感じ入りました。
１本目のコントではわけがわからなかった単語が、最後にはしっかり観客の中に浸透しているというのもすごい。気持ちいいですよね。
やっぱり面白いなあと思うし、二人の息の合いっぷりも素敵だし、ラーメンズって、いい！って思いますよね、公演を見た後はいつも。それで誰彼構わずそれを吹聴したくなるっていうのは私が最初にラーメンズを見た頃から変わってないんだけど、いまは私が吹聴しなくてももうすっかりそんな必要はなくなったってあたりが唯一違うところなのかな。
物販で売っていたエコバッグ、過去の公演のタイトル入りというあざとさについつい買ってしまいました（笑）
