「ノンフィクションW 鴻上尚史と第三舞台〜復活から解散までの100日間」

見ながら順番に書いていこうとして結局番組を最後まで見てしまう「だけ」というのをサルか!というほどに繰り返した挙げ句こんな長文になりました。以下完全なる殴り書きです。

  • LET IT BEに乗せて鴻上さんのコメントとかいきなり涙腺にゆさぶりかけるのヤメテー
  • いやー初日の緊張感思い出すね…(お前がかい)
  • 紀伊國屋の初日に複数のカメラクルーがいたのはもちろん気がついていましたが(開場前の列撮ってたしね)、何に驚いたって本番中の舞台袖を撮っていることだ!うへえ!本番前の楽屋とかは過去にもあったけど本番中の袖ってほとんど記憶にない。ファーストシーンでハケてくる大高さんと長野さんの無駄のない動きと歩きながらシャツを脱いでいる大高さんがセクシーすぎてもうから鼻息が荒くなりこんなんで最後まで保つのかと心配になった
  • 小須田さんのメイクも撮影していて、鏡で顔をチェックする小須田さん見ながら何を思いだしたかというと、ピルグリムの副音声で、黒マントの大高さんが最後めっちゃカッコつけるシーンで顔にティッシュつけたまま出てしまうという惨事があり、その話を聞いて以来小須田さんは絶対出番前に鏡で顔をチェックするという話を思い出したのです。えっこれ番組に関係無いただの思い出話だったスマン
  • それにしても開口一番「スタンバイ早いっすよ」という小須田さんって、小須田さんって、…スキ(結局そこ)
  • 大隈裏から見せるとは思っていなかったので見ながら思わず「そこから!?」と独りごちたのは内緒です
  • 使われている映像はDVDBOX所収の作品と81-91のものですね
  • 舞台映像として編集されているものはおそらくDVDに使われる映像じゃないかと思う(つまり12月6日のもの)。あの小須田さんの「この衣装…とても踊りづらい」でショットを下手からに切り替えてるのとか板垣さんだなああ!と思う。あのひらひら含めて見せたいってことなんだよね
  • 稽古場でのみんなのジャージが昔にくらべておしゃれですね…
  • 筧さんの暴走に笑う鴻上さんと小須田さんの並び胸キュン
  • つーか筒井さん ま じ う つ く し い
  • 山下さんと大高さんの馴れ馴れしいかんじの喋りにも胸キュン
  • つーかすべてが胸キュン
  • 大高さんのことを「第三舞台のほとんどすべての公演に参加」って言ってるのはあれなのか、若手番外公演に出てないからそう言ってるのか。本公演は全作品だよ(こういうことに五月蠅いいやなヲタ)
  • でもインタビューに答える大高さんがとってもかっこいいので一瞬でそんなことも忘れる現金な私。コケコッコ?で首を傾げるのずーるーいー!かーわーいーいー!
  • 怖かったころの往年の鴻上さん、でパレード旅団はまだしもリレイヤーの映像はちょと古すぎやしませんか(笑)個人的にビーヒアナウのアウトテイクスで利根川さんにビシバシ言ってたやつが(最初に見た稽古のシーンということもあって)すんげえ印象に残ってます
  • 第三舞台だ、よろしく!」を大千秋楽の当日にツイートする筧ちゃんマジ推せる
  • 小須田さんが子どものためのシェイクスピアマクベスのTシャツ着てるお!
  • 川崎悦子さんが来たときに「あっ、えっ(ちゃん!)」と言葉をのむ山下さんがかわゆい
  • えっちゃん先生も変わらないなー、いつ見てもうつくしい!!
  • 川崎「あの曲を聴いたらいろいろ思い出しちゃうね」鴻上「見てくれてるお客さんはすごく喜ぶかなと」いやー喜ぶなんてもんじゃなかった、吹っ飛んだ私は
  • みんなが振付けされているのをニヤニヤしながら見る鴻上さん乙
  • 「ダンスはただ踊って終わるだけじゃなくて、言語に置き換えたときに何を表現しているんだろうか、そういう意識がないと、ただ単に重くなったから踊るっていうのではない」
  • 振付で混乱する筧さんに笑顔で突っ込む大高さん…嗚呼!何て!幸せな光景!!!
  • 汗だくで踊りながら「あっ」って顔する小須田さんすげえスキ
  • えっちゃん先生も初日いらしてたんだねえ…
  • 着ぐるみ特集(笑)
  • 喜んで着ていたら一回か二回で終わってたんだろうな、とわかっていつつも抵抗をやめなかった長野さんの女優魂たるや
  • このねー!飲み会の様子をもっと見たかった、見たかった、見たかった!!
  • 大高さんに「覚えてる?」と聞かれて「覚えてないよそんなこと…」という山下さんと、その向こうで笑っている一生くんの笑顔がとってもよい
  • 伊藤さんご登場よーーー!!伊藤さーーーん!!!伊藤さーーん!!!!
  • でも伊藤さん旗揚げからじゃないっす!(手伝ってたけど!)第二回公演からっす!(こういうことに五月蠅いいやなヲタその2)
  • んまーーーーぜんっぜん変わってない!ええええ!!!変わってないどころか、ますますステキにおなりあそばしてるわよおおおおお
  • ちなみに虚構の劇団で天使をやっていた小沢くんが隣に座っていて新旧天使の揃い踏みに胸ときめかせたわたくしである
  • 成志さんと伊藤さんが並んでる図とかこれにときめかないで何にときめくというのか
  • 長野さんもうれしそう
  • 91年の「天使インター版」を境に公演本数が激減していることについて
  • このドキュメンタリでこの部分はすごく重要というか…長野さんのコメントだけだけれど、ここはいろんな人の話を聞いてみたいと思っているところです。鴻上さんがかつて自分自身で「疲れていた」という時期、長野さんのいうように「関係性もなにもかも全部吐きだした」あと、「同じ第三舞台ではやっていけない」という時期。このあたりをインター以降、深呼吸する惑星までをまとめる私家版で少しは知ることが出来るのだろうか
  • しかし、伊藤さんが公演をご覧になる前に(脚本は読んでいるとはいえ)、この「深呼吸する惑星」というものを空恐ろしいほど読み切っているのがすごい。長年鴻上脚本を読み込んできた力というものを感じました
  • 岩谷さんの記事を見た瞬間の大高さんの反応にぐっとくる
  • この時のことを大高さんは「第三舞台'81-‘91」のビデオの中でも述懐している。ちょっと長くなるけど、引用します(ビデオご覧になってない方も多いやもだし)。
  • 「その日も普通通り稽古があると思って、大隈裏の観音をくぐったときに、その時装置をやってた島ちゃんっていうのが『ちょっとミーティングがあるんだ』みたいなことを言われて。そんで俺なんか全然わかんないから『あれー、稽古ないのー?』とか陽気に答えちゃって、いやちょっと来て欲しいんだって、テントの中に集まって、そしたらいきなり鴻上にそのことを言われて…もう、みんな泣いちゃったけど…それで今回の公演どうしようかって話になって、それで俺やっぱ振られたの。大高どうしよう、って、だけどやめるしかないなって思ったから「やめよう」って言って…そうだなって、そこでいきなりもう中止が決定したの。それでもうその日はね、しょうがないからねえ、泣いて、もうみんな帰っちゃったけど、テントの中で鴻上がね、ひとり、岩谷の登場の曲をね、かけてね、ずーっと聴いていたのが非常に印象的でしたね」
  • それを今、山下さんと長野さんがともに分かち合って振り返っている姿にもなんともいえないものがあった。歴史を共有しているひとならではの重さ
  • 不条理な現実、の話はSPAの連載でもこの話をされてましたね(つい最近です)
  • 今回のライブビューイングは岐阜の各務原も会場になっていたが、岩谷さんのご実家のある場所が偶然にも30カ所のうちのひとつだなんてことも、この第三舞台の終わりに関する奇跡のひとつのような気がしますね
  • 岩谷さんを直接知らない勝村さんや筧さんたちも含めて、一時期ずっと岩谷さんのご実家に遊びに行っていたという話、懐かしいです
  • 鴻上さんがツイッターで「タチバナノブヤ」の漢字をRTで答えていたときに、伸哉はシンヤでもあるのだろうなあとぼんやり思ってました。もっと言うなら橘は立花トーイのタチバナなんだろうと思うんだよね
  • そしてこの番組では触れられていないけれど、筧さんの役名が「富樫」だったことも意味があると私は思ってます。リレイヤー?で京さんのやった役、そしてそのリレイヤー役名の「富樫篠明」は「名越寿昭」さんのアナグラムで出来た役名でもあった
  • 大高さんはやっぱり事前に鴻上さんと話をしていたんだなあ
  • できればここで今回その役をやった一生くんの話もきいてみたかったです
  • 最後は福岡千秋楽の映像。ライブビューイングをしただけあっていろんなとこから撮ってますな!
  • あー見たい見たいライブビューイングで流れたやつも見たい見たい、こと第三舞台のことになるともともと強欲なうえにそれに火が点いてボウボウメラメラです

もちろん、45分じゃとてもじゃないけど…!って気持ちもありますが、でも例えば役者のインタビューで筧さんや一生くんじゃなく、大高さんを中心に構成するとか、インタビューをとるのも、本当に第三舞台に深く関わってきた川崎悦子さんや伊藤さんだったりとか、そういう根本のところで「ずれてない」「ちゃんとしてる」番組だったのが一番うれしかったことでした。当たり前だろうと思われるかもしれないけど、いや、当たり前が当たり前でないことが多いこの世の中ですよ。

こうして舞台の上に立ってない彼らを見ると、やっぱり年相応というか、時間が経ったんだなあと思わせるところはあって、鴻上さんも大高さんも白髪が目立つ歳になったんだなーなんて、思ったりもするけど、でもだからこそ余計に舞台の上でのあのひとたちのハンパない輝きぶりに畏敬の念を抱かずにはいられません。

それにしても45分の番組の感想でどんだけ書いてんだ。いやこれでもまだ書き足りない。週末はいよいよ舞台本編の放送です。今回の放送のスタッフクレジットに「協力」で板垣御大の名前がありましたが、私が唯一神と崇める板垣さんの仕事師ぶりを拝めるのが楽しみで楽しみで!祭りはまだまだ終わりません!