毎週録画にして楽しんでいる番組ですが、今回あまりの藤山直美さんの無双ぶりについついメモ書き。字面にするときびしいけれど実際に聞くと愛がある数々のツッコミ芸、堪能しました！
- 勘三郎さんの急病でラサールさんが代役に立った「ペテン・ザ・ペテン」が3人が知り合ったきっかけ。渡辺「あの時いろんな不幸が重なってね」藤山「そうそう、哲明さん（勘三郎さん）がでられなくなったりとかね、ラサールさんの背が低いとか、ここの（渡辺を指して）旦那が不幸だとか」最初っから投げる球が速すぎて見えないよ直美さんww
- 藤山直美と渡辺えりは両方とも沢田研二の大ファン。えりさんはジュリーと結婚できると本当に思っていた。渡辺「もうこの人は私の半身だと思って」藤山「こういう人がよく事件起こすのよ。有名人のマンションに押しかけて相手が逃げると「逃げなくていいのよ！」とか、あなたの愛は受け取ってますとか、そういうことを言うのよだいたい」電波系にも通暁してらっしゃるww
- いったいいつその夢から目が覚めたのか、という問いに渡辺「まだ覚めてないかも」。藤山「これはやめに警察につきだした方がよろしいんちゃいます？」「大体もう旦那さんいてはりますやん、そりゃ沢田研二さんとはほど遠いですよ、二枚目やけど、沢田研二さんの履いてるビーチサンダルみたいな顔してるけど」土屋さんとんだとばっちりww
- 藤山直美さんといえば舞台一筋のイメージ。そんなになんでもかんでもやってなにもかもがうまいこといくなんて、そんなことはまあないです、と達観した直美さんと、逆になんでもやってみたい派のえりさん。渡辺「なんでもやりたくなっちゃう、あれもこれもやる、歌も歌いたいとか、この年になったら世界平和のこととか考えちゃうでしょう」藤山「あのね、世界平和のこと考えるんやったら家で寝てて。世界を平和にしたかったら戸を開けないで家で寝てて、お願い。世界平和の前に芸能界の平和っちゅーもんがあるからね」つ、強い…！
- 藤山「女の人怖いな、っていうのと、この女の人好きやなっていうのは、男の人には距離短いと思いますよ。この女の人こわいなっていうのは好きやなっていうドアの隣にあると思う。だから男の人が「うちのヨメさんこわいねん」っていうのはすごく普通のこと」名言ktkr
- 渡辺「子どもが欲しいとすごく思ったこともあったけど、でもどうしようもないことも人生にはある。もし自分が子どもを生んでいたら、子どもを支える側になって自分は後ろに回れる。けれど子どもがいないから自分がいつまでも矢面に立たなくてはいけない。その孤独感というのかな、自分が母親にしてもらったことを返したいのに出来ない」
- 藤山「私たちも子どもを欲しくなかったわけじゃないけれど、生んでくれる人がいなかったってことね。自分が生まなきゃあかんかったけど、それには一人二役しなくちゃいけない、それができんかったから、そのときに一役の方を取ってしまった」
- 藤山「でもえりさんでもそうだと思うけど、その溢れる母性のやり場がない、そういう悲しみが作品や芝居に哀愁となって出ているんじゃないかと思う。喜劇で大人が真面目にバカやってお客さんが笑ってくれるのは、全部知ってきた人がバカやってコケるから笑ってくれるんですよ。大人がコケるから笑ってくれる、じゃあ大人は何かっていうと、そういう人の悲しみがわかっているかどうかですよね」
- 伊豆の踊子をいつかやってみたかったという渡辺に、藤山「あなたそれはやめましょうよ。伊豆の踊子やのうて伊豆の踊子号を運転する人でしょ」「伊豆の踊子て、今（渡辺が）真っ裸で手ぇ振ったら温泉濁るわ」切れ味ハンパないwww
- 「喜劇に訓練なんてない」藤山直美の口から出るこの言葉の重み…！
- 藤山「お父さん思い出します、っていうのが入場券の＋αで楽しんで頂けるならそれでいい、お客さんのものなんですよ芝居って。でもお客さんには喜んでもらおうとはしますけど、私は媚びは売りません。それは父親の姿を見ていていちばん好きなところでしたね」
- 小池栄子さんの実家はパチンコ屋で、言ってみれば浮き沈みの激しい家だった。ギャンブルでだめになっていくお客さんもいたりして、でもそのひとが何年も経って飴をくれにきたり。小池「だから未来に対して保証がないことをあまりマイナスにとらえたことがなかった。だから芸能界っていう保証のない世界を選んだときに、父親と母親はすごく反対したんだけれど、私は父と母と同じ世界に行けるってことがすごくうれしかった」
小池さんは終始すごく良い聴き手で、さらには大体においてとっちらかっているえりさんと、それを完全に手のひらで転がす藤山直美さん、いやーいいバランスでした。えりさんは直美さんのツッコミに全身でげらげら笑ってらっさいましたね。ほんと終始笑いが絶えない番組でしたです。あー面白かった！！
