シレンとラギ、おつかれさまでした

30日の夜に約二ヶ月ぶりの観劇。楽まであとちょっと!ということで克実さんの声がギリギリだったりさとみさんの暴走機関車ぶりが見られたり古田さんは台詞を噛んだりなんだりしていても最終的に帳尻合わせてくるところは相変わらずだったりという感じでしたが、二ヶ月で一番エスカレートしていたのはじゅんさんのキョウゴクに対するLOVEずっきゅんぶりでした(笑)じゅんさんが「お前はおれのヨメだ!」みたいなことをキョウゴクの背中にいうシーンで、芝居なのかマジなのか、あの古田さんが一瞬ふふっと息をもらして崩れたように見えたのがなんとも新鮮で私のハートもLOVEずっきゅんでした。そしてカーテンコールでももしかしたら全キャストの中でも一番ではないかと思うような大きな拍手がじゅんさんの時に湧き上がるの、いいよねえ。やっぱりスピリッツオブ新感線だよYOUは。

もうひとつ、おっ、と思ったのは終盤にかけての藤原竜也くんの芝居が限りなく押し芸に近い感じ、力でねじ伏せようとする部分が見られたのがすごくよかったです。基本的に物語や役の生理をいつもきちんと踏まえた芝居をするひとだと思うし、それも限りない魅力ですが、新感線って時に「理屈じゃなくて、ただパワー」みたいなものを要求されるところあるじゃないですか。最後のキョウゴクとの対決(古田さんは言うまでもなく硬軟自在のパワープレイヤーだし)では、そういう力と力のぶつかり合いを観られた気がしました。

つーかすごく繊細な声のように聞こえるのに、あんな叫びを連発してまったく揺るがないんだから竜也くんの喉も相当強靱ですね。

しかし、新感線は次の五右衛門ロックの詳細がなかなか出ないのでやきもきやきもき。五右衛門というからには古田さんは出るんでしょうけど(つーか出なかったらすんげえモチベーション下がる)、12月1月っていろいろ立て込みそうなので早く教えてもらいたいのだわん。