あまちゃん!

あまちゃん7週目&8週目!7週目が「おらのママに歴史あり」、8週目が「おら、ドキドキがとまんねぇ」。毎日、毎日、欠かさず見てますが(ホントこんなに朝視聴が続くとは自分で自分にビックリだYO!)でかけたりなんだりでなかなか感想書けず!

あらためて7週目を見てみると前半の3日間は春子の過去の話なんですが、秘密部屋での春子とアキ、梨明日での大吉さんと愉快な仲間(に取り囲まれる正宗さん)の場面が交互に描かれ、いったん喋るとなったらみんな聞かれてないことまで喋る感じとかたまんなかったですね。デモテープを伸びないように冷蔵庫で冷やすってそんな知恵どこで身につけたの大吉さん…!そしてそこに差し挟まれる24年前の春子。一瞬ですが若き日の東出くんと落合くんが同じ場面にでたシーンもあって、桐島…!と思った人は少なくあるまい。私は思った。あと有村さんの可愛さ無双!!

それにしても、過去に書かれた「家出前夜」のその直前にあんなやりとりが夏と春子の間にあったんだね。1か10かだと迫った直後に態度を変えた(と春子は思った)夏さんが、応援しようと思っていたのか、行かせたくなかったのかわからないと春子は言うが、アキが言った「どっちもじゃない?」というのが本当だってもうとっくにわかってるんだろう。だけど、それを言葉にしてほしいとずっと思ってるんだよね。今でも。

そして後半は一旦は漁師をやめると宣言したものの、やはりもう一度海に出ることを選択してしまう忠兵衛さんを中心に物語が進んでいく。ここはなんといってもあのスーパーでの悲哀というか、短いシーンだけど、おそらくは誰もが心当たりがあることだからこそあの短さでも充分に心情が伝わってしまうっていうね…歳をとってからリスタートをするってほんとに口で言うほど簡単なことじゃないんだよなあ。夏ばっぱが温泉旅行を楽しみにしていただけに、「この上温泉なんて浸かったら」って忠兵衛さんの台詞に「だめーーそれ言っちゃだめーー!」って切ない気持ち満開になったよね…うううう…

第8週は月曜日に忠兵衛さん、火曜日に正宗さんとの別れが。この正宗さんと春子の話し合いに立ち会ってる大吉さんがおかしくておかしくて、あの顔芸…!もう愛しすぎる。そして斜め上どころかほぼ垂直みたいなクオリティのサンタクロース!切ない。お父さん切ない。パンツを夏ばっぱに洗ってもらったエピソードがまさか最後に円谷幸吉のスタイルで盛り込まれるとは思いませんでした。正宗さんもう出てこないのかな。そんなことないよね。

そして後半はまさにドキドキが止まらない!絵に!描いた!ような!三角関係!親友に好きな子とられるとか!青春の!1ページすぎて!もう!息切れ!(落ち着け)しかし、すんげえええ嫌な感じになってもしょうがないところなのに、底に流れるおかしみトーンがたまらない。中でも木曜日は「その火を跳び越えます!」「お前が跳ぶのか!?」やら「アマノ、いきまーーす!」やら、極めつけは大吉さんの上がらない膝を抱え上げてのハイキックつきのJUMPやら、ひーひーいうほど笑った。なにあの最後の5分。どんなコントだよ。

しかし、まあ確かに種市てめええ!とかも思うんだけど、アキのなんつーか思い込みっつーか、相手は自分のことどう思ってんのかな、的なためらいがまったくないのもなあ、というところもあるし、少なくとも種市せんぱい自分で言おうとしてた(し、言った)のはまあえらいよ、とも思った、そう、私は男前に弱い女(ダメなやつ!)しかし、ユイちゃんは種市が好きなのか、種市が台場に住む男だから好きなのか、それともアキが種市を好きだから好きなのか、それともその全部なのかがまだわかんない。宮藤さんがあさイチのプレミアムトークで言ってた「月曜になればもっとわかる」、通称見る見る詐欺なのはそういうことなのかな。

8週の後半はほとんど夏ばっぱの出番がなくて、春子にしてもアキにしても「対夏ばっぱ」で描かれてたドラマの軸足が完全に移ってるんだなーと。いろんな恋模様も炸裂してるしね!ヒロシとかね!そして第7週途中からふつーにリアスにいるミズタク@松田龍平くんの今後も気になるううう!

さてここからちょっと感想とは関係のない話。

毎朝ツイッターで実況してて、それだけでは飽きたらずにハッシュタグで検索していろんなひとの感想を読んだりもしていて、そうすると当たり前だけれど世の中にはいろんな人がいるんだなーってことを思います。そうそう!って思うこともあるし、あっあれはそういう意味だったのか!って気がつかされることもあるし、それとまったく違うことを思うこともある。

で、読んでいると少なからず、東日本大震災のことを想定したツイートを見かけます。それはそうだろうなあと思う。舞台が東北で、第8週の時点で物語は2009年3月。ツイッターだけじゃなくてメディアでもこのドラマが果たして震災をどう描くのか、ということがとりあげられたりもしている。だから、それはそうなんだろうなあとは思うんです。

だけど個人的には、あまりそのことを考えていないというか、極端な言い方をすれば毎朝、月曜日から土曜日の朝8時から8時15分の間だけ、私は2011年3月11日に起こることを知らない。そういう気持ちで見ているような気がします。そして宮藤さんがご自身の日記で書かれていた「お茶の間の皆さんが愛着を持って見守って来たキャラクター達が、その時を経て何を感じ、どう変わるかは、ちゃんと描くことになると思います」という言葉の通り、私もそういう彼らを見て、自分が何を考え、どう感じるのかを確かめたいと思う。

第9週、引き続き楽しみです!!