「遙か遠く同じ空の下で君に贈る声援2013」シベリア少女鉄道

すごく久しぶりのシベ少!いろいろとこの週末観るものを迷いに迷った挙げ句これにしました。あー面白かったー!!今回の作品は再演でしたが私は初見でしたので、途中までの「何がどうなるのか」という伺ってる感じと、それがいよいよ明かされたときの「そうきたか!!」っていうギャップ、この気持ちよさが癖になる!しかも今回はそれに加えて客席の当日パンフにまで仕掛けが!わお!

あの各人の決め台詞はきっとなんかになるんだろう、とかもちろん予想はしながら観てるんですけど、結局その予想を大幅に超えてくるところにシベ少の醍醐味がありますよね。タネが明かされたときにああ、それで!ああ、だから!と今までのシーンや台詞がバババッと脳内で繋がってくる気持ちよさ。だから贅沢を言えば初見で1回見て、さらにタネを知った状態でもう1回見ると楽しさ倍増なんだろうなーと思います。

後半の「怒涛の展開」に向けての前半の芝居の積み重ねも普通に面白く、佐々木幸子さん、篠塚茜さん、川田智美さんの女優陣がとくに怪演快演ですばらしかったなー!前野さんの声がつらそうだったのが気がかりでしたが(ほんとに絞り出してる感じでした)、でもそれも次第に気にならなくなるぐらい展開に飲み込まれちゃってましたね。

でもって誰もがそう思うだろうと思うんですけど、レースが始まってからの青枠の伸びなさ、これどう考えても不利だよね…と考えてたところにあれだもの。ひどい!土屋さんなんておいしいところを!もう地団駄踏みながら笑いました。そしてもうネタが明かされてからは「すべての台詞がそう聞こえる」マジックにかかってとにかく笑いながらラストに突っ走るのみ。「おっと〜、これでは前に行かせてもらえない」とか、なんてことないこの台詞がしぬほどおかしいっていうね!

着席したときに当日パンフをちゃんと観なかったのもネタバレ回避的にはよかったです。さすがにあの住所見たらちょっと?となりそうだよね(番地ではなく、あの市で真っ先に思い出す)。そしてなんと!わたくしの当日パンフは見事勝ち馬投票券だったのです〜〜!出口でamazonギフト券まで頂いてしまって、楽しかったしお得だったしまさに一挙両得でした!