ふり返ったらシビルウォーのときも似たようなことやってて人間全然成長しない。だっていろいろ書いておきたいじゃない!ということで以下ネタバレしかないからね!マジで一行目から鋭くネタバレてるので気を付けてくだぱい!
- いきなりアスガルド組の悲劇から始まるのがあんなにラグナロク楽しかったのに~!の記憶が鮮烈なだけにつらみ倍増
- でも全滅じゃないのよね(サノスの美学からして)、残り半分は生き延びてヴァルキリーはその守護をしているとかなんとか
- ハルクがこのあとバナーの中から出てこなくなるのはこの時に死の恐怖を感じたからなのかなー
- ロキちゃんあんなみえみえのウソついてサノスの隙を突こうとするなんてらしくないのでここは絶対トリックスターの本領発揮なのではと思いたい私がいる。というか自分が死ねば兄貴は助かるって計算なんだと思うけどさ…!
- お前は神にはなれない、ってコールソンにお前は王にはなれないって言われたロキが言うところがまたむちゃんこしびれる
- 今回あれだけ公式から脅されてるし誰か主要キャラクターがしぬだろう、そうすると筆頭候補はロキだよなあ…なんか爆発四散に巻き込まれたりするのかなとか思ってたけどあんな直截に絶命させるんかいー!しかも兄貴の目の前でー!ってなってほんとここでライフが半分くらいに減る
- しかもこれが全部アバンタイトルで行われてるっていう…鬼かよ!
- NY組、トニーとストレンジが最初から相性最悪!な感じでケンケンしてるのほんと良さしかない。あとストレンジ先生のマントは最初から最後までかわいさしかない。あの壺にさわってるトニーをピシャリとやるとこ笑った
- あの携帯電話をずっと持ってるトニーな…!(多くは言わない)
- ずっと持ってるのにいざかけるとなるとなかなかかけられないトニー…好き…
- ここからの異変の書き方、振動、風(前髪なびかせてるか?笑った)、外の光景、ブラックオーダーを迎え撃つマーク50!!なんつースムーズさ。バナーがハルクになれないところで展開を二分させるのうまい。スパイディがスクールバスから抜け出して(ネッドまじで超有能~)救援にくるのもうまい。
- このスパイディの応援しかり、今回ピンチからの救援って構図が繰り返されるんだけど、それがぜんぜんワンパターンになってないのすごいよね…そしてもれなく駆けつける全員がかっこいい
- マウはアクションは最小だけどあらゆる物質を思い通りにする描写がなかなかの手強さでよかった。やっぱ敵が強くて憎らしいほどバトルは燃える
- アイアンマンとスパイディ、ストレンジ(とマント)がタイタンに乗り込むことになるけど、あそこで叙勲よろしく「アベンジャーズだ」ってピーターに言うトニーと、そういわれたピーターの顔がもうラストを思うとクソほどつらい
- ここでストレンジが石と君の命を天秤にかけることになったら石を取る、って言うのがね、最後の選択の意味深さを増してるよね
- ヴィジョンの中の人はポール・ベタニー(もともとはジャーヴィスの中の人)なので人型になってワンダと並んだらゴージャス美男美女の組み合わせだった。目の正月。
- AOUやCWでのワンダの描き方あんましっくりきてなかったんだけど、今回のワンダはいい!能力に振り回されていないワンダかっこいい
- しかしあの駅のシーンさ、追い詰められて電車が通過…誰かいる…てキャップが出てきたときの、ちょっとちょっと!!!こんなカッコイイ登場で大丈夫!?ってなりませんでした?私はなった。しかもそこからのナターシャとサムとの共闘のカッコよさたるや
- キャップが「home」つってアベンジャーズ基地に還ってくるの胸熱すぎ案件
- ローディがロス長官と話しているときソコヴィア協定のこと苦々しく思ってる風な一方、キャップたちをあたたかく迎えてくれるのがね!
- キャップが「地球を守護するものが消えた、だからきたんだ」ってトニーのことだよねええ
- ナターシャとバナーの再会のところ、あのAOUでのやりとり妙に引っ張られたらやだなとも思うし、かといってなんにもなかったかのようにするのも変だし…と思ってたんだけど、そこをサムの「気まずい…」って一言で「あったのはあったんだけどそこ深くさわりませんよ」な処理を一瞬で客にわからせたのさすがですね
- マインドストーンをヴィジョンから分離させるためにワカンダに向かう、ってなるところでついこの間見たブラックパンサーの興奮が甦るのよなー!きた!っていうワクワク感!
- ソーとGotG組の出会い以降はもう「イイネ!」を連打したいぐらい好きな展開が多いし、GotGの軽妙なノリをちゃんと映画の中に組み込んでて違和感がない。ラグナロクのソーのキャラクターもちゃんとつながってるし、連携がほんと取れてるんだなあって思う
- ソーに対して「海賊天使」という新たな呼称が!クイルが対抗するとこほんとよかった。俺太った!?っていうのが中の人クリプラなだけにまた面白さ倍増
- 家族の不幸自慢もほんと…スタ―ロード必死かよ…(笑)ソーに全然相手にされてないのもまたイイ
- ロケットがニダべリアに行くソーについていくっていうの、もともとロケットはそういう機械とか工具とか好きだし、伝説の!ってなって行きたくなるのもよくわかる
- ガモーラとクイル、ふざけ倒すクイルに「お母さんに誓って」という一言でマジにさせるガモーラ、このあとクイルがちゃんと銃口をガモーラに向けられるほど、この誓いには重さがあるってことなんだろうな
- そこで透明化ドラックスぶち込んでくるかよ!という。好きしかない
- ニダべリアに向かう途中のロケットとソーの会話、この映画で白眉と言ってもいいほどいいシーン。大好きです。船長の仕事をするかっていってソーに話しかけるロケット、あくまでも前向きのエネルギーを失わないまま、運命が俺を生かしたがっていると言いながら涙するソー、ほんと…あの過酷な運命に翻弄されてそれでもここにこうして立っているソーは本物のスーパーヒーローだなって思わせてくれる。俺は失うものがうんとあるけどな…ってロケットがいうのもいいんだよね
- あの義眼をくれるのも、義眼ネタここで回収かよ~!参りました~!ってなるやつやん
- ニダべリアであのピーター・ディンクレイジを巨大ドワーフとして登場させるのすごない!?
- 凍り付いた輪っかが動いて惑星に火が灯ってからのあのソーの捨て身の作戦、それを見たグルートがそれまでゲーム画面ばっか見てたのにできたてのストームブレイカー掴んで柄をつくってあげるところ、グルート!!!ってなったし、反抗期満開のグルートがどこで心開くのかっていうのもちゃんとクライマックスの一つになってて展開に漏れがなさすぎると唸りました。唸りました。
- ノーウェアにたどりついてからのGotG組、クイルの「とまれ」のハンドサインガン無視だったり右に行けつって無視されたりドラックスが猪突猛進しようとしたり、笑いどころがたくさんあるだけに、リアリティストーンの力をまざまざ見せつけられたあとの展開のキツさが倍つらい。あそこでクイルが「右に行けっていったのに」繰り返すのめちゃつらい(し、なんていい脚本書くんや!と思う)、あそこで撃つしかないのもつらい、それだけの決意をしたのにその決意が無に帰すのもつらい。つーらーいー
- 個人的に今作のかわいそう大賞はガモーラとヴィジョンです…
- ネビュラの拷問を見ていられずソウルストーンの在処を言ってしまうガモーラ…これ、ほんと全員が少しづつ「愛するものを見捨てる」ことができないことによって「愛するものを見捨てる」ことができるサノスに常に先を行かれるという展開になるんだよなあ…
- しかしヴォーミアで誰?この指輪の幽鬼みたいなひと…と思ったらじゃーん!レッドスカルでしたー!の衝撃な!正直今回イチのサプライズだったわ…こんなところにおったんかーい!
- ソウルストーンは愛するものを犠牲にしないと手に入れられないときいてガモーラはサノスはそれを手にできないというけど、でも観客はもうひしひしといや違う、あんただ、あんたなんだよって思ってるのでここほんと心臓にクる
- タイタンでのサノス戦、の前にGotG組とトニーたちが一触即発になるところ、いやー一瞬とはいえスターロードvsアイアンマンが見られるという夢の対決
- 「ガモーラはどこだ!」「ガモーラって誰だ!」「ガモーラってなんだ!」の応酬ワロス
- トニーがドラックスにあくびか?って責めるところで重力がおかしいというクイルの言葉を表すようにぴょーんぴょーんと飛び跳ねてるマンティスかわいい
- タイタンのサノス戦はほんと見所しかない。スターロードの作戦すばらしい。あのストレンジが足場を作ってスターロードが攻撃をしかけて最後「boom!」つって中指立てて消えていくシークエンス最の高
- ストレンジめちゃくちゃカッコよかったですよね。単独作ももちろん面白かったけど、それ以上にこのキャラ大集合作品でしっかりキャラクター見せつけている感じ。サノスとの攻防面白かったなー
- トニーが最後孤軍奮闘しつつサノスの顔に傷をつけるところめっちゃいい。それだけに、誰かが死ぬとは思ってたけど、まさかトニーまで…!?って戦慄したし、いやいやいやそれはちょっとないないないって思ってたらストレンジ先生が止めてくれた…よかっぱ…
- スターロードが激昂してしまうのを止めるのがトニーっていうのもさ、愛するものを殺されて我を忘れるっていうのはまさにシビルウォーのトニーでもあるわけで、だからトニーはスタロを責められないし、スターロードはスターロードで前作で母の死の真相を知って覚醒した過去があることを考えれば彼の取りうる行動だってのはよくわかる…ほんまうまい脚本やで…
- キャップ、ワカンダ入国時の手慣れぶりといいバッキーとの再会時のハグといい臨戦態勢での「降参するって?」「そんな空気じゃなかったな」の軽口といい、さりげなく親密さを出すのうますぎ問題
- まさかのバナーがハルクバスターに入ってハルクにならないっていう、あの予告の一列ダッシュはフェイクであったかー!問題(すっかりだまされました)
- バナーもラグナロクでのキャラクターがきちんと引き継がれてて、繊細でもあるけどどこかふてぶてしさが備わってるのすごくいいです
- それにしてもワカンダのバリアすごいな。バッキーじゃないけどまさにI LOVE THIS PLACE
- あとほんとワカンダってだけでこれだけ盛り上がれるの単独作のおかげだよなって思うし、ちゃんと積み重ねていくことの大事さを痛感しますね…見てるほうは早く早く!とか思っちゃいがちではあるけどさ
- このワカンダ戦でアガったのはバッキーとロケットのコンビ(絶対義手欲しがると思った!)、オコエとナターシャっていうMCUの2大女傑の共闘(あのふたりに挟まれたらしぬしかない、概念的にも物理的にも)、バリアを開けてからの陛下とキャップのダッシュの早さ、そしてなんといっても
- BRING ME THANOS!!!!
- これだよ
- もう兄上!抱いて!ってなるしかない。絶叫上映やったら確実に総立ち案件
- 私基本的に物語の中のキャラクターの終焉、というものに対して非常にメンタル強い方だと思うんだけど、それでもそれはない、あんまりだ、と2回見て2回目思わず目をそらしたのがヴィジョンの最期ですよ…
- ストーンを破壊するワンダの選択、ぼくは苦しまない、きみを感じるだけだ…って、それをやり遂げるのに、無残にも時間を巻き戻されるっていう。しかもあんな、石をつまんであんな…ぶら下がったヴィジョンの体が色を喪うのがいっそうつらい。あんなつらいことあるか!ワンダもヴィジョンもかわいそうすぎる
- これが唯一の勝ち筋だとしてもなんでタイムストーン渡してしもたん…ってなるやん…
- どれだけ大義を背負ってるかしらんがこの一点だけでもあの紫芋ゴリラ絶許
- だからこそこのあとのストームブレイカーを揮う兄上にいっけええええええええ!!!!!ってなっちゃう。なっちゃうのよ。兄上ほんとかっこいい
- 指パッチン後の世界、いの一番にバッキー&スティーブでやらかしてくれるのがホンマ…ホンマ…鬼か!また親友の手を取れないスティーブ!何度繰り返すんこの構図!鬼か!
- ひとりで消えたサムとサムを呼び続けるローディ…
- えっ!まさかオコエまで…!と思わせて消えるのが陛下っていう。ひどい!ちょっと!
- 俺には喪うものがうんとあるけどなっていうロケットの前で消えるグルート…。マジで万物に容赦ない。なさすぎる。
- タイタンでGotG組がごっそり消えるのもちょっとーロケットひとりにしないでー(涙)ってなったしストレンジのあの最後の言葉だけはこれが唯一の勝ち筋なんだろうなって匂わせあるけどそのあとのピーターでもともとなかったライフが完全に底をつくやつ。最後にごめんなさいって言われるのしぬほどキツい。もうさああああ(泣)
- あれほんと人がさらさらと消えていくのが余計胸にクるんだよね…消しゴムかけたみたいに最初からいなかったようになっちゃう。あの静かさが倍コワイ
- しかもポストクレジットシーンでフューリーとヒルまでっていう。でもあの通信機に最後に映ったマーク、キャプテンマーベル!!!そういうことか!!!って最後は血圧あがりました
- エンドロールいつも凝ってるのに、静かに白文字でキャストの名前が出るだけ、しかもタイトルがまた砂のように消えていくっていう追い打ちにほんとこの人ら(製作陣)客を誰一人生かして返す気ねえな…って震撼しましたね…
なんかメモ書きといいながらほぼ全編にわたって書いとるやないか感満載ですけどそれぐらい好きなシーン、つらいシーン、良いシーン良いセリフがたんとあったってことです。ほんとあんなつらいのにすぐまた見たくなる…そして見たらつらい…でもまた見たい…なんてループですかこれは。
あとね、感想でも書いたけれども、つぎのアベンジャーズ4では残ったメンバーがサノスを倒し世界を取り戻すために戦うのに違いなく、そうすると今回残ったひとのほうこそ次の展開が…心配…いや心配してもしょうがないんだけどさ!ただこの世界から去るにしても意味のない描き方はしないだろうなっていう(単にエモーショナルを高めるためだけ、みたいな)ことは信頼できるので、それだけでもいいかなとも思ったり。
あと初回見た時、終わった瞬間隣の二人連れの第一声が「クリント~!」だったのほんと思わず笑いそうになったんですけど、バートンとスコット(アントマン)はアベ4のおそらく主軸になるんじゃないかなあ。3と4の間に入るのがアントマン続編とキャプテンマーベルだけなので、ダイレクトにアベ4に直結したかたちでエンディングになる気がする。
いずれにしても、次こそマジのマジでネタバレダメ、絶対。になるのは間違いないですよね。動員でコナンを下回っても全然かまわないからほんと公開を遅らせることだけは!!!絶対!!!やめてくれ!!!っていう心配はそれだけです。よろしくおねがいします!!!!