- 中日劇場 2階6列16番
お友達が星組公演にあわせて遠征されるというのでまた便乗させて頂きましたオホホホ。
ノバボサノバというタイトルを聞いたときに、ああっ！ZUCCA×ZUCAのはるな檸檬さんが書いてらした「ノバボサ」ってこれね！これのことね！と真っ先に思いましたすいません。はるな檸檬さん大ファンです。
過去何度も上演されているショーの名作、ということで開演前に誘ってくれたお友達に聞いたところ登場人物の名前にもヒントがあるらしいと。いやーそれにしても、あの八百屋舞台で踊りまくり、ラテンのリズムを力技で押していくところがすごいっす。特に中盤、カルナバルの狂躁っぷりの天井知らずさたるや、あそこでこのショーは終わりだと言われても信じる勢いでしたよ！
トップスターの柚希さんはさすがに華があって、最初から最後まで華麗なダンスで場をぐいぐい引っ張っていてさすがでした。客席に降りてプレゼントをもらう（場面的には「スリをやっている」というテイ）シーンでは、マジありえないほどのプレゼント攻撃に遭っており、時々名古屋弁も差し挟みながらコミカルにやってらっしゃったのがキュートでよかったです。あとメール夫人をやったひとのはじけっぷりが大変好みでございました。
主人公の名前がソール（ソル、太陽）ヒロインがエストレーラで星、泥棒がオロで金、とそれぞれのキャラクターが物語上の役割とシンクロしているところも面白かったです！
後半はロマンチック・ミュージカル「めぐり会いは再び」。貴族のお嬢さまの花婿選びに招待される貴族の御曹司が、相手の本質を見抜こうと召使いと自分の衣装を取り替える…という、お気に召すままとから騒ぎとあとなんかもうひとつふたつ足したような筋書き（ご丁寧に旅芸人まで出てくる）で、なんというか古典として生き残る作品の骨格の強さを見たなあという感じ。話の筋書きがしっかりしているのでジタバタする恋人たちをムフフとほくそ笑みながら見ていられて楽しい時間でした。
5人の花婿候補それぞれに恋の鞘当て（じゃないけど）的なシーンがありますが、終演後にも話してたんだけど、ツンデレってべつに今に始まったことじゃないのね…とか、萌えって時代も国境も越えるんだね…とかいろいろ楽しい見方が出来ましたです。
最近ミュージカル方面もとんとご無沙汰だったので、久しぶりに華やかなステージを見て心が躍りました。誘ってくれたお友達に感謝！
