2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今週の清盛

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第42回「鹿ヶ谷の隠謀」または「鬼は都にありけるぞや」。 鹿ヶ谷、といえば出てくるのは歌舞伎好きには「俊寛」ですよね。そしてその芝居の中の名台詞のひとつがこれです。「鬼界ヶ島に鬼はなく、鬼は都にありけるぞや。」前回で一転、今まで牽制はしあって…

エッグ、千秋楽

最初は一回だけの観劇予定だったのですが、そういうときほどヒキがあるもので千秋楽のチケットがころんと転がり込んできまして、ま、フイにする手はないやな、と軽い気持ちでいたのですが、今にして思えばもう1回見る機会があってよかったと心から思います。…

「日々の暮し方」

あうるすぽっと I列4番 原作 別役実 構成・演出 小野寺修二 活躍著しい小野寺さんの構成・演出作品。やー楽しかったです!原作があることを直前まで知らず、読んでおけばよかったかなーと思ったりもしましたが、しかし原作を知らずに見ても舞台作品として…

「端敵★天下茶屋」扉座

座・高円寺1 H列5番 作・演出 横内謙介 ふらっと(文字通り)当日券で。 端敵(ハガタキ)というのは、脇の敵役という意味です。真の敵役は大敵と呼ばれるわけですが、この場合は小物の敵です。物語の本筋に関係なく、チョロチョロ出てきては悪さをしてゆ…

「こんばんは、父さん」二兎社

世田谷パブリックシアター H列1番 作・演出 永井愛 思えば二兎社を見るのも久しぶりです。新・明暗以来の二兎社登場になる佐々木蔵之介さんのご出演でしかも平幹二朗さんと顔合わせ、さらにタイトルがあの傑作「こんにちは、母さん」を髣髴とさせるときち…

今週の清盛

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第41回「賽の目の行方」または「権謀術数の棒の下」。 先週「さすがにちょっとのんびりしすぎでないか」と思ったら、LA・急転直下。 不穏、不穏、また不穏。 そらそうだ、次週が鹿ヶ谷なのですもの。 滋子というパイプ役がいなくなってリミッター外れたごっ…

「中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露第四十八回吉例顔見世 夜の部」

御園座 1列12番 鬼一法眼三略巻 まさに大歌舞伎!という顔合わせ。そして大河にずっぱまっている私にはなんというかタイムリーな話でもあり。というか、いかに源平から題材をとった話が多いかってことだよねえ。それだけ日本人の物語欲を刺激する題材が多い…

今週の清盛

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第40回「はかなき歌」または「内裏の中心で愛を叫んだごっしー」。 滋子フューチャー回。 ごっしーと滋子のらぶらぶっぷりがこれでもか!これでもか!アピールでしたが、しかしあの梁塵秘抄を編む場面はよかったね。ごっしーの「消えていくもの」への愛情…

「ヒッキー・ソトニデテミターノ」

パルコ劇場 A列5番 作・演出 岩井秀人 気になるなあ、と思いつつ遠征の計画がうまくはまらず、今回は見送りかなーと思ってました。開幕してからの漏れ聞こえてくる評判に一度心が揺れたものの「いやいやたまには我慢というものを覚えなければ」とスルー、…

今週の清盛

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第39回「兎丸無念」または「禿、心の向こうに」(エヴァ風で)。 もうタイトルからして不穏まっしぐら。その前に!今回は例の「京の五条の大橋で!」のくだりがありました!義経主人公ならまるまる1話割いてもおかしくないイベントですが今回の大河はきよた…

「中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露第四十八回吉例顔見世 昼の部」

御園座 6列15番 八重桐廓噺 嫗山姥 初見。廓噺もふくめて時蔵さんの芸を堪能、という一幕でしたが、白菊が親の仇をすでに討っている、そんなに何人も親の仇がいるものか、みたいな当てこすりを八重桐が口にしてからの展開が急転直下というかトンデモというか…

今週の清盛

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第38回「平家にあらずんば人にあらず」または「お前を頭から食ってやろうかー!」 ツイッターのほうでは実況していましたが、わたくしこの時東京からの帰り道、まんまと台風で足止めをくらいましてござりまする…間に合うはずだったに…(ガックリ) そしてや…