2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「水の戯れ」

名鉄ホール 13列20番 作・演出 岩松了 岩松さんの作品、すごくツボにはまるときとそうでないときとあるんですけど、宮藤さんがラジオですごくよかったと仰ってたので名古屋公演のチケット急遽とって見てきました。岩松さんの作品って、ある種の「不穏さ」み…

「6才のボクが、大人になるまで。」

原題「Boyhood」。邦題長すぎでしょこれ!この邦題で行く気になる人どれくらいいるんだろうかと心配するレベル。実際にキャスト・スタッフが12年の歳月をかけて、1年のうち数日間集まり、6歳の少年が18歳になるまでの家族を描いた映画。すばらしかったです…

皆既食・追記

読み返したらあまりにもヴェルレーヌのクソメンぶりにしか言及してなくて申し訳ない気持ちに。なので「なぜそれがここまで印象深く刻まれてしまったのか」をつらつら考えてみたんだけど、思うに「一緒にいてもお互いがお互いを傷つけるだけなのにどうやって…

「皆既食」

シアターコクーン M列16番 作:クリストファー・ハンプトン 演出 蜷川幸雄 ディカプリオとデヴィッド・シューリスの映画版「太陽と月に背いて」は映画館に見に行って、それこそキラッキラ輝いていたレオ様を堪能したものですが、なんとそれが舞台に、しかも…

「つんざき行路、されるがまま」

ザ・スズナリ K列11番 作 福原充則 演出 木野花 判で押したような生活を続ける男のもとへ、突如現れた美しい女。その女を妻とした男の生活は満たされたものにかわっていく。しかし妻はある日忽然と姿を消した…って、すわ「ゴーンガール」系の話か*1とと思い…

「サナギネ・成体サイド」

青山円形劇場 Aブロック11番 原作 小池竹見 上演台本・演出 福原充則 双数姉妹で上演されていた過去の傑作を「ベッド&メイキングス」で再び!という企画。クラウドファウンディング企画を実施されていたので、失われる青山円形への餞もこめて参加してみま…

半神の思い出

この間「半神」の感想に盛り込もうかな、と思いながら、いや今回の舞台にほとんど関係ないし…と削ったのですが、ヨコウチ会長のblogを読んで「そうそうそうそうそう!!!」って100回ぐらい膝叩きそうになったので膝が割れる前に自分でもちょこっと書いてお…

「悪童日記」

原作を読んでいないので、観終わったあとの「ずどーん」感がハンパなかったです。いやすげえ…ここまで容赦!ないか!とうなだれました。ずっと細い線の上を歩くような(まさに地雷原をいくかのごとく)緊張感が続くので、わたし基本的にCSIとかクリマイとか…