2004-01-01から1年間の記事一覧

「ア・ラ・カルト」

MIDシアター Aブロック5列5番 演出 吉澤耕一 毎年恒例、今年もやって参りました♪今年の芝居行脚もアラカルトで〆。千秋楽にお邪魔してきました〜。今年のオープニングカクテルは「ピック・ミー・アップ」。お酒をあまり飲まない私は初めて聞く名前でし…

「走れメルス」  NODAMAP

シアターコクーン XA列10番 作・演出 野田秀樹 久々に、なにをどう掴んでも掴みきれない野田ワールドを堪能、という感じでした。まったく見たことのない昔の作品でしたので、個人的には新作を見る気持ちでわくわく。「わかる」ということはまったく期待…

十二月大歌舞伎

歌舞伎座 1階ち列17番 「鈴ヶ森」 これまた前回の反省を活かせもせず例によって番付見ながら話を追いかけるおばかな私。駕篭の提灯で権八が刀をゆっくりと見る所、でもって長兵衛が提灯を持ってもう一度刀を見る所がいかにも絵になるという感じであった。…

當る酉年 吉例顔見世興行 十一代目市川海老蔵襲名披露

南座 2階左1列18番 「梶原平三誉石切」 初めて拝見する作品なので(って、ほとんどそうなんだが)ちゃんと筋書きを読んでおこうと思ったんだけど、劇場に着いたのがギリギリで、しかもまねきを嬉しがってデジカメで撮ったりしていたものだから席に着いた…

劇評と観客

KOKAMI@network vol.6「リンダ・リンダ」の東京公演の会場で、鴻上さんが朝日新聞の劇評に抗議する壁新聞を貼りだしたそうだ。そうだ、というのは私はそれを見ていないからで、ただサードステージのHPにUPされた「劇評に抗議する」内容は読ませて貰った…

「リンダ・リンダ」 KOKAMI@network vol.6

シアタードラマシティ 3列36番 作・演出 鴻上尚史 ブルーハーツを題材に、和製「マンマ・ミーア」を目指した作品。なのかな。マンマミーア見ていないのでどれぐらいタイプが似てるのかよくわかりません。ボーカルだけを引き抜かれたバンドのメンバー達の…

「イケニエの人」  大人計画

厚生年金芸術ホール 1階F列33番 作・演出 松尾スズキ 食物連鎖、ということに気を取られていたけれどもそういえば「ループ」してたのは食物だけじゃなかったなと帰り道突然気がついたりして。ビリーとアメリが最後に二人の関係を悪いループや、っていう…

「相対的浮世絵」  MONO

AI・HALL E列22番 作・演出 土田英生 舞台はとある田舎の、墓地にある公園。そこに呼び出される二人の男。会話の内容から、二人はどうも「幽霊」としか思えない昔の友人(と弟)に呼び出されているらしいことがわかる。しかし現れた二人はまったくそんな…

演劇好きに見てほしい映画

12/4深夜1:10、だから時間的には5日になるわけですが、NHKBS-2で「クレイドル・ウィル・ロック」という映画があります。以下は公式サイトからの転記。 1930年代、アメリカは暗く閉ざしていた。大不況の嵐と同様労働者のストライキも止む気配はな…

「ディファイルド」

シアタードラマシティ 21列9番 作 リー・カルチェイム 演出 鈴木勝秀 司書のハリーは、図書館が蔵書カードの代わりにコンピュータの検索システムを導入することに抗議し、図書館を爆破すると立てこもる。交渉人として呼ばれたベテラン刑事のブライアンは…

今月の予定

12/4「ディファイルド」 初・生大沢たかおさん。でもってスズカツさん演出〜〜。これからもどんどん大阪に来ていただきたい! 12/9「イケニエの人」大人計画 久しぶり松尾さん新作の大人計画。e+で取ったんだけど普通の席が来て驚いた(いつもはなんなんだ…

「ピローマン」

シアタードラマシティ 18列1番 作 マーティン・マクドナー 演出 長塚圭史 昨年のWEE THOMASに引き続き、マーティン・マクドナー&長塚圭史の組み合わせ。古典でないストレートプレイの翻訳物をタイムラグなく翻訳上演(しかも決まったコンビで)していく…

シアターBRAVAには誰がいる?

常に三ヶ月先、半年先のスケジュールとにらめっこしなければならないのは演劇ファンの哀しい性ですが、まだ今年も師走が残っているというのに早くも来年の話がバンバン出てきています。 中でも、関西在住のシアターゴアーとして気にかかるのが大阪MBS劇場を…

お疲れさまでした、筧さん

23日に8月から4ヶ月のロングラン公演を行っていた「ミス・サイゴン」が千秋楽。筧さんも22日に楽日を無事迎えられたようで、ともあれ無事完走されたこと、まずはめでたい。 私は残念ながら楽日を拝見できませんでしたが、「かのこの劇場メモ〜半券の余…

「伽羅先代萩/船弁慶」十一月特別公演

大阪松竹座 松列15番 「伽羅先代萩」 玉三郎さんの歌舞伎をちゃんと見るのは多分初めて。実はむかーしむかしその昔、東京遠征に行ったとき興味本位で歌舞伎座を見に行き、たまたまやっていた演目を幕見で見たんです。 それが玉三郎さんの「娘道成寺」だっ…

MONOのオンライン予約

いきなりやる気モードに入ってきたので、行きたいなーと思いつつ押さえていなかったMONOの「相対的浮世絵」のチケットをオンラインで取った。しかし、このMONOの公式HPからのオンライン予約ってちょっと今まで有り得なかった凄さだと思う。 何がす…

全感想移行完了

というわけで、「ユリイカ!」の方に置いていた過去の感想も一応全てこちらへ移行しました。さっさとやれば大した手間でもないのにのろのろしていたせいでこんな遅くなってしまった。まあでも年内に終わったのでとりあえずヨシとしよう。ついでにお気に入り…

「SKIP」 キャラメルボックス

新神戸オリエンタル劇場 2階B列28番 原作 北村薫 脚本・演出 成井豊 北村薫さんの「スキップ」は私の大好きな作品である。何遍も何遍も読んでいるし、この本をひとにプレゼントしたこともある。北村さんの「時・三部作」すべてを初版で(勿論単行本で)…

「夜叉ヶ池」

シアタードラマシティ 7列32番 原作 泉鏡花 脚色 長塚圭史 演出 三池崇史 泉鏡花の原作は未読。不勉強ですいません。話の展開も知らなかったのでまず純粋にストーリーを楽しめた点ではよかった。最後「3つ以外の鐘を鳴らすのか」「3つの鐘を鳴らさない…

ドクロイヤー総括

さて、アカも終わったアオも終わったアカ映画も見た。まったく年明けのチケット争奪戦から髑髏髑髏髑髏の一年でありました。楽しかった。一年のイベントとしてこういう企画を立てて下さったことにまず感謝を。 さてアオの感想で「好きなのはアカ」と書いたけ…

髑髏城の七人/アカドクロ 映画版

梅田ブルク7でアカドクロの上映を見てきました。映像は東京の新国版。会場のシアター6は満員御礼。すごいな、2500円なのに。普通に考えて高いだろう。ちなみに私はFC会員なんで安く見れるにも関わらずわざわざe+でチケットを定価で買った。早い話…

今月の予定

さーーーびしーーーー。 と先に言っておきます。 今月はあまりにも予定がにゃい。 11/10 「夜叉が池」 ある意味めさめさ豪華な顔ぶれ。長塚さんの脚本が楽しみ。 11/27 「ピローマン」 大阪公演はわずか一日だけという・・・かなすぃ。でも役者4人は好きな…

大人計画の半分

fringe blogで紹介された記事を見て、早速買ってきました。長坂まき子氏の「大人計画社長日記」。長坂まき子という名前が私の中に深く刻み込まれたのは、松尾スズキ編「星の遠さ 寿命の長さ」のあとがきです。以下その本文より抜粋。 本文ではあえて大人計画…

「夏祭浪花鑑」NY凱旋公演@千秋楽

大阪松竹座 1階12列5番 演出 串田和美 千秋楽行って来ました。その前にも一回見てますので、計3回見たのか。すごいな、俺。 お芝居全体の感想とすると、3日の日に見たときが一番ぐっとくるものがあった。なんていうか、本当にピュアな舞台に仕上がって…

「jamゴールドブレンド」 山の手事情社

青山円形劇場 G5 構成・演出 安田雅弘 山の手事情社。かつて第三舞台の朝日83で少年役をやった安田雅弘さんの主宰する劇団であり、池田成志さんがかつて在籍していた劇団でもあり。第三舞台マニアの私としては、絶対にかすっていなければいけないはずなの…

「SWAP2004」PLAYMATE

シアタートップス M列2番 作 川上徹也 演出 板垣恭一 2年前、ある結婚式で出会った彼ら4人。紆余曲折を経て俊一と都は6カ月前に、林太郎と小雪は3カ月前に結婚した。しかし実は都は小雪を想っており、林太郎は俊一を思っている。都は林太郎を誘い、俊…

「赤鬼」NODAMAP

シアターコクーン O列11番 作・演出 野田秀樹 芝居を見に行くと大抵「アンケート」なんてものがあって、それに住所を書いたり名前を書いたりしておくと次の公演の案内が来たりしてお得だし、いい芝居だったらひとこと何か伝えたくなるし、だから終演後の…

「ミス・サイゴン」2回目

mu

帝国劇場 1階M列32番 2回目。本日のプリンシパル。 エンジニア 筧利夫 キム 笹本玲奈 クリス 井上芳雄 ジョン 岡幸二郎 エレン 石川ちひろ トゥイ 泉見洋平 ジジ 平澤由美 前回とかぶったのはエレンとジジ、そしてもちろんエンジニア様(様?)です。高…

「髑髏城の七人/アオドクロ」新感線

日生劇場 1階A列10番 作 中島かずき 演出 いのうえひでのり いやーなんだか懐かしかった。昔の新感線ってこうだったよなーっつーか。「無駄にゴージャス」目指しているうちに「ゴージャス」が消えて「無駄に」が残ったっつーか。なんだかやりたいものを…

「ビッグ・リバー」

青山劇場 1階XE列22番 原作は文豪マーク・トウェインの「ハックルベリー・フィンの冒険」。もともとのオリジナルミュージカルは1985年に初演され,来日公演もあったようですが当然のように観ておりません。今回はデフ・ウェスト・シアター版、デフは…