1991-01-01から1年間の記事一覧

「天使は瞳を閉じて〜インターナショナルバージョン」第三舞台

近鉄小劇場 H列13番 作・演出 鴻上尚史 前回の「ハッシャ・バイ」がダブルキャストA組の楽日だったので、カーテンコールで鴻上さんが「次の作品はこれです!」と言って「天使〜」のダンスをやってくれたのですが、さすがにその時は泣けましたね。なんと…

「ブリザード・ミュージック」  キャラメルボックス

新神戸オリエンタル劇場 P列25番 作・演出 成井豊 「不思議なクリスマス・・・」と「ナツヤスミ・・・」とヒットが続いたあとだけに、期待に大きく胸膨らました成井さんの新作でしたが、胸膨らませすぎました。全然面白くなかったザンス。まず西川さんの…

「ガルボの帽子」  青い鳥

近鉄小劇場 J列1番 監修 市堂令 いつもは市堂令という名で脚本を書き、演出する5人の女優さんの他に、今回の公演は新劇の大御所女優3人を客演に呼んでました。イヤ、この人達だって多分「上手い」といわれる人達なんだろうけど、わたしは、あの青い鳥の…

「リング・リング・リング」

PARCO劇場 1階X列14番 作・演出 つかこうへい 東京公演だけだろうと思って東京まで見に行ったのに、あとで大阪にも来たという・・・どっとはらい。これはテーマが女子プロレスで、あの長与千種さんが主演。いやあ、なにしろ、よく動く動く。コーチ…

「骨の鳴るお空」  転位21

近鉄小劇場 D列21番 作・演出 山崎哲 「犯罪フィールドノート」という実際の犯罪をモチーフとした脚本を書き続けている、山崎哲さん主催の劇団なのですが、この「骨の・・」は、日本中を震撼させた宮崎勤の事件を基にしたもので、劇評とかでもずいぶん大…

「ありがちなはなし」  自転車キンクリート

近鉄小劇場 脚本 飯島早苗/演出 鈴木裕美 じてキン念願のロミ&ジュリ。以前からやるやる、と言っていたけどなかなか実現しないで、今回とうとう、ジュリエットにつみきみほ、ロミオに京晋佑を迎えての念願達成と相成りました。「ジュリエットに女友達がい…

「天国から北へ3キロ」  加藤昌史プロデュース

中村文化小劇場 7列7番 脚本 三谷幸喜/演出 高橋いさを 学祭前で超忙しいのに名古屋迄行ってられるか!とばかりに全然行く気はなかったのだけど、あの加藤さんの「名古屋公演ガラガラのピンチ葉書」のせいで行く羽目になってしまったのよね。西川さんもヒ…

「透明人間の蒸気」  夢の遊眠社

新神戸オリエンタル劇場 1階L列06番 作・演出 野田秀樹 段田安則さん・円城寺あやさんの看板役者コンビが復活し、また野田さんの久々のオリジナル新作ということもあって期待大!だったんですが、はっきし言ってずっこけました。確かによくできた脚本だ…

「ハッシャ・バイ」  第三舞台

近鉄小劇場 D列27番 作・演出 鴻上尚史 いきなり冒頭の「ラスト・ダンスは私に」のあまりの音の大きさに舌を噛みそうになってしまった。あれは病持ちにはきついんじゃないでしょうか・・・(笑)この芝居は高校の時、先輩らがやったのを見て大感動した奴…

「ナツヤスミ語辞典」  キャラメルボックス

近鉄アート館 D1列17番 作・演出 成井豊 泣いたな。どうしてこの劇団はこんなにも「あの頃」の気持ちを上手に表現できるんだろう。まだ関西公演は2度目で、そんなに知れ渡っていなかったので、めちゃくちゃ早くに予約を取った私は一番前のどんつきでし…

「真夏の果実」  東京乾電池プロデュース

近鉄アート館 D1列05番 作 ベンガル/演出 綾田俊樹 思い立ったが吉日とばかりにイキナリ当日券で見たこの芝居。ほとんどベンガルさんと綾田俊樹さんの二人芝居。実に淡々と話が進んで、事件なんてほとんどない。話の核となってるのは綾田さん(兄)の恋…

「朝は、七時」  自転車キンクリート

近鉄小劇場 E列9番 演出 鈴木裕美 当初は飯島さん脚本の「ファンファーレ」という作品の予定だったのを急病により変更。ストーリー自体はホントになんちゅーことない日本版長屋物as男女七人夏物語(ここの芝居は基本的にこれだ)でした。ま、4人姉妹と…

「ジプシー」  善人会議

八尾市文化会館小ホール K列16番 作・演出 横内謙介 演劇界の90年代の寵児、横内謙介氏率いる善人会議初体験。実にストレートなお芝居で物質社会に対する批判を正面から出してました。役者さんの演技もストレートで、下手するとくさく成りがちなところ…

「ラストスパート」  離風霊船

近鉄小劇場 D列12番 作・演出 大橋泰彦 冒頭を見逃したのがちょっと口惜しいんだけど、どうしたんだ離風霊船!君たちらしくないぞ!という思いでいっぱいです。一目で嘘とわかる原住民たちや(ちょっと差別的とも言えますぜ)、ラストの一連のおキレイな…

「くちずさめば恋歌」  Cカンパニープロデュース

近鉄小劇場 D列12番 作・演出 長谷川康夫 前回公演「夜明けの花火」が超良かっただけにどうしても格オチの感は否めないけど、それでも、好きなのにうまくいかないオトナの恋愛を描いていて、うーんなるほど、と納得させられてしまいました。ここはナマの…

「熱海殺人事件」  つかこうへい事務所

近鉄小劇場 F列6番 作・演出 つかこうへい 塩見三省さんバージョンから1年。池田成志さんが部長と聞いて最初「ええ?」って思ったけど、見てみたらこれがなんのその、前回公演をぶっ飛ばすほど成志さんは凄かった。あの全身から立ちこめる色気!凄いぞー…

「アトミック番外地」  新感線

近鉄小劇場 F列5番 作・演出 いのうえひでのり 新感線初体験。聞きしにまさる音の凄さ!あんなでっかいと耳つぶれるわ。 見て思ったけど、ここはやっぱり古田さんの劇団だなぁという気がしてしょうがない。あの人1人が面白くて、格好良くて、魅せる。ま、…

「目に青葉ヤマホトトギス・赤穂浪士」  夢の遊眠社

近鉄劇場 1階K列12番 作・演出 野田秀樹 いやあ、なんちゅうかこのホンはさすがに難解でしたわ。野田戯曲中もっとも「訳ワカラン」と言われているだけあって凡人には場面場面を追うだけで精一杯、全体のストーリーもテーマもあったもんじゃなかったので…

「ラブ・ゲーム」  加藤健一事務所

近鉄劇場 X列24番 作 ジョルジュ・フェドー/演出 星充 雑誌で褒めてあるのを読んで行ったんだけど、ほんとわらかしてくれました。言葉がちゃんと喋れない役(深貝さん)がすごく効いていて、もうはらはらどきどきものでした。舞台も大仕掛けで、流石って…

「朝日のような夕日をつれて’91」  第三舞台

紀伊國屋ホール 1階H列12番 作・演出 鴻上尚史 第三舞台のマイルストーン、「朝日」。ファンにとっては夢の舞台です。これは東京公演しかなかったのだけど、どうしてもどうしても、どうしても見たくて、無理矢理東京まで行ったのだった。東京自体が初体…

「BROKEN(暴君)西游記」  上杉祥三プロデュース  

新神戸オリエンタル劇場 1階H列3番 作・演出 上杉祥三 長いし、しつこい。もっと削り落とせばそれなりに良かったと思うけど、すっごいだらけましたね。峰さお理さんの宝塚調と上杉さんの遊眠社調が合ってなくてリズムも悪かったし・・・。脇の渡辺いっけ…

「地球サイズのハムレット」  離風霊船

扇町ミュージアムスクエア 桟敷席 作・演出 伊東由美子 あんまり、というかほとんど覚えてない。ラストがどうなったかも覚えてない。アンチェインド・メロディが流れてたことぐらいかな・・・。「赤い鳥」が良かっただけに落差が大きかった。うん・・・もっ…