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「表に出ろいっ!」English version”One Green Bottle”

東京芸術劇場シアターイースト B列7番 作・演出 野田秀樹 勘三郎さんと野田さんの共演で、娘役はオーディションで選ばれた黒木華ちゃんと太田緑ロランスちゃんのダブルキャストで上演された作品を英語版で再演。父親役にキャサリン・ハンター、娘役にグリン…

「贋作・桜の森の満開の下」を彩った音楽

以前にも音楽で野田作品を振り返ろう企画でいくつかの作品の使用曲をまとめていたりして(やっていることが昔から変わってない)「贋作・桜」ももちろんエントリ書いたのですが、youtubeのリンクが切れたりしているので、歌舞伎版がかかっているこのタイミン…

「足跡姫」NODA MAP

東京芸術劇場プレイハウス B列6番 作・演出 野田秀樹 まだ開幕したばかりですが、かなり踏み込んだ内容です。観劇前の方はご覧にならないことを強くおすすめします。

「逆鱗」NODA MAP

東京芸術劇場プレイハウス F列5番 作・演出 野田秀樹 「エッグ」のときでもそうでしたが、できるだけ前情報を入れずに観て頂いた方がいいのかな…と思います。展開を知って観ても作品の面白さは全く損なわれませんが(むしろ、それはそれで違うものが見えてく…

半神の思い出

この間「半神」の感想に盛り込もうかな、と思いながら、いや今回の舞台にほとんど関係ないし…と削ったのですが、ヨコウチ会長のblogを読んで「そうそうそうそうそう!!!」って100回ぐらい膝叩きそうになったので膝が割れる前に自分でもちょこっと書いてお…

「半神」

東京芸術劇場プレイハウス R列7番 原作・脚本 萩尾望都 脚本・演出 野田秀樹 野田秀樹の作品のなかで何がいちばん好き?と聞かれたら、七転八倒したあげくこの「半神」か「贋作・櫻」をえらぶ(どちらかはその時の気分で)わたくし。野田さんが韓国の役者さ…

「MIWA」NODA MAP

東京芸術劇場プレイハウス D列2番 作・演出 野田秀樹 いつにも増してチケット争奪が激戦だったのはやっぱり今回美輪明宏という人物を取り上げている、ということもあったのでしょうか。しかし、実在の人物をモチーフにするとはいっても、野田さんのことだか…

エッグ、千秋楽

最初は一回だけの観劇予定だったのですが、そういうときほどヒキがあるもので千秋楽のチケットがころんと転がり込んできまして、ま、フイにする手はないやな、と軽い気持ちでいたのですが、今にして思えばもう1回見る機会があってよかったと心から思います。…

「エッグ」NODAMAP

東京芸術劇場プレイハウス N列22番 作・演出 野田秀樹 先にご覧になってるシアターゴアーの方々が一様にネタバレるので…と感想を控えていらっしゃったので、なんとなくこれは白紙で見た方がいいのかなーと思って意識的にバレを回避して見てきました。確かに…

「THE BEE japanese version」NODA MAP

水天宮ピット E列9番 作・演出 野田秀樹 キャストを変えて再演、今回は英国版はスルー。いや正直日本版も観るかどうしようかなかなか決心つかなくて、つかないままにありとあらゆる先行を見送り、一般で何の気なしに見てみるけど当然取れない、もういいや…

「南へ」NODAMAP

東京芸術劇場中ホール R列34番 作・演出 野田秀樹 「ザ・キャラクター」「表に出ろい!」に続く3部作の3作目。この戯曲は野田さんの最新戯曲集「21世紀を信じてみる戯曲集」に収録されている。信じてみる、というのはなんだかずいぶんポジティブな言葉にも…

「表に出ろいっ!」NODAMAP番外公演

東京芸術劇場小ホール XA列8番 作・演出 野田秀樹 最近の野田さんのインタビューや、「キャラクター」の作品から当然予想しうる話ではあったんだけど、ああうう完全に他人事ではない、という見えない矢印がぐっさぐっさと景気よく自分に刺さるのを感じないで…

「キャラクター」NODAMAP

東京芸術劇場中ホール R列24番 作・演出 野田秀樹 NODAMAP新作。手触りとしては、「オイル」に似ていると思いました。つまり、実際にあったできごとがこの舞台のうえに現れるわけですが、ただその現れ方は、ある種暴力的と言ってしまってもいい激しさでした…

メカラウロコ

「ザ・キャラクター」高校生割引 第一弾は、NODA・MAP「ザ・キャラクター」を¥1,000で!!!はー。 うらやましい。 同時に、野田さんの情熱に胸打たれる。野田秀樹からの手紙"兎に角、観てみろ、目から鱗落ちるぞ。"思えば私が最初に舞台を観たのも高校生でし…

おめでとうございます

野田秀樹、名誉大英勲章を受勲 わあ。 その、たとえば私にとって野田さんがこの勲章をもらうかどうかっていうのはほとんど意味のないもの、といって差し支えないものと思うんですけど、でも多分今後ね、野田秀樹の公式プロフィール、というようなものには残…

「ザ・ダイバー」

東京芸術劇場小ホール C列1番 作・演出 野田秀樹 ロンドン版から約1年ですかね。手練れの役者を揃えての日本版上演。 ロンドン版と日本版の両バージョンをつくる、というのは「THE BEE」ですでに試みられたことではあるんですが、ひとつ違うのは今回、ロン…

芸術劇場野田祭り

いやそんなタイトルじゃないですが。野田さんの芸術監督就任後、初めての芸劇。っていうかねえ、私多分芸劇自体3度目ぐらいだと思う。今までなんでそんなに機会がなかったんですかね。 吹き抜けのロビーには日比野克彦さんによる舞台装置のデザイン画が。ゼ…

僕と演劇と夢の遊眠社

僕と演劇と夢の遊眠社作者: 高萩宏出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2009/07/23メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (9件) を見るfringeで荻野さんが「若い制作者必読」として紹介していたのはしっていたのですが、スタジオジブ…

ダイバー

一般で希望日とれた・・・一安心。 最近一般まで勝負を持ち込むことが多いなあ。 今発売中のAERAに野田×大竹対談あり。立ち読みました。各所で流れてる動画インタとまあそう変わらない。ワークショップ初日がゆっきの誕生日でワークショップにならなかった!と…

僕の好きな音楽〜「贋作・桜の森の満開の下」編

久しぶりすぎてもう「ああそんな企画あったっけね」みたいなことになっていて大変申し訳ないのですが、しかし今これをやらずにいつやるんだっていう。花の盛りの春四月、音楽で野田作品を振り返ろう企画、「贋作・桜の森の満開の下」編です。「がんさく・さ…

「パイパー」NODAMAP

シアターコクーン A列15番 作・演出 野田秀樹 野田さん新作。NODAMAP本公演でキャスト発表でここまで血がたぎったのも久しぶりではないかという。好きキャストの連打。火星が舞台、というとどうしても火星年代記が出てきてしまいますが、まあ野田さんが読ん…

「DIVER」

シアタートラム C列13番 作・演出 野田秀樹 私の昨年度ベストは結局のところ「THE BEE」ということに落ち着かざるをえなかったわけですが(いやなのか)、あれだけの重量感をふたたび、というのは楽しみなような怖いような。野田さんイギリス制作作品の第2…

「パイパー」情報解禁

野田地図からメルマガきましたよ。 野田地図 第14回公演 パイパー 松たか子×宮沢りえをはじめ、実力派キャストによる、野田秀樹の新作。 時は千年後。舞台は火星。 現代人が見ることのできない世界がシアターコクーンに俄に出現!キャスト松たか子 宮沢りえ …

僕の好きな音楽〜「半神」編

雨が降っても後で濡れるし、財布は先に拾えるし、チビは便利だ、おそ松くんのチビ太がそういいました、えらいやつですよ赤塚不二夫は・・・という老数学者の台詞、大好きでした。というわけで、今日は「半神」編です。 Soul of the Tango: Music of Astor Piazz…

僕の好きな音楽〜「赤鬼」編

Celtsアーティスト: Enya出版社/メーカー: Warner Bros UK発売日: 1992/11/16メディア: CDこの商品を含むブログ (3件) を見るEnyaのCeltsより、2曲目Aldebaran。洞窟への侵入で使用。もう1曲、赤鬼の「I HAVE A DREAM」のシーンで使われていたのが6曲目「…

僕の好きな音楽〜「小指の思い出」編

Poltergeist: Original Motion Picture Soundtrackアーティスト: Jerry Goldsmith出版社/メーカー: Rhino発売日: 1997/03/04メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る映画「ポルターガイスト」のサントラから、Carol Ann's Theme。オープニングの、あ…

僕の好きな音楽〜野田作品における使用曲リスト

先日、うちのサイトのBBSやこのblogのコメントのほうでも、様々な舞台情報その他でお世話になっている方からメールをいただきました。その方は遊眠社時代から最新作に至るまで、野田秀樹作品で使用された数々の使用曲目リストを作成されていたとのことで、つ…

天才とは

実際に舞台を見終わったときすでにこうなることはわかっていた、という気もいたしますが、野田秀樹作・演出の「THE BEE」が読売演劇大賞(最優秀作品賞)、最優秀男優賞、最優秀演出家賞の3冠。今年の演劇賞を総ナメですね。 ◆大賞・最優秀作品賞=「THE BE…

「キル」NODAMAP

シアターコクーン XA列4番 作・演出 野田秀樹 三演目のキル。とはいえ、初演と再演は続投キャストも多かったので、野田さん以外のキャスト総入れ替えでどういったキルになるのか、ことにテムジン&シルクに妻夫木聡&広末涼子というフレッシュな二人をもっ…

「THE BEE ロンドン版」NODAMAP番外公演

シアタートラム C列17番 作・演出 野田秀樹 演出面でのネタバレあり(日本版との違いなど)。観る前に「よし!どっからでもかかってこい!」という体勢で観ていたにも関わらず思わぬ方向からボールが飛んできて呆気なくノックアウト、そんな感じでした。…