
2005年の映画は見ていて2015年の映画は未見。満を持して?のMCU版F4、監督は「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン。こうしてみるときっかり10年ごとにリブートされてるんだな。私が2005年版を見ているのはクリス・エヴァンスがヒューマン・トーチをやっていたから…ではなくて、BBC制作のホーンブロワーというドラマが好きでそれに主演していたヨアン・グリフィズがリード・リチャーズをやっていたから見たんですよね。なのでそのときはクリエヴァさんのことは全く個別認識していなかった!はっはっは。
コミックでの姿を知らないので、実際今回の映画がどれくらいコミックでの描写を生かしたものかはわからないんだけど、すげー!おもしろー!と思った部分はあったものの、全体的にはいまいち乗り切れないままエンディングになってしまった…という感じ。乗り切れなかった主な要因は今回むちゃくちゃ家族愛を前面に押し出してて、そこがnot for meだったことが大きい気はするな。
惑星を「喰らう」ギャラクタスが言ってみれば今回のラスボスなんだけど、ギャラクタスがリードとスーの子供を欲しがるのはいいとして、実際に惑星を食いちぎっているような描写と、地球に降りてきたギャラクタスのイメージが乖離しすぎてそこで盛り上がれなかった。世界規模の異世界転送装置ができるほど地球側の意思統一ができるなら、あのギャラクタスに勝てるのでは…?ってなっちゃう。リードが宇宙から帰ってきて「自分らの子供と引き換えに地球を助けてやると言われた」と普通に言ってしまうのも、実際言うとしても葛藤とかなんかドラマを差し挟んでくれい!と思ってしまったし、スーが自宅前で演説するだけで世界が一転味方になるのもよくわからん…という感じ。
予告編でリードが伸びる描写がないので「もしかして伸びないのか!?」って心配されてたけど、いや実際ほとんど伸びてなかった。リードはもっぱら天才科学者として活躍してた。あんな「遠くのものを取るときに便利です」みたいな描写だけじゃさすがに食い足りない。あと地味にシングが道端で偶然話しかけた学校の先生に恋心みたいなものを募らせるとかいうのも、私の中ではそういうの求めてないんですう、となっちゃやつ。
良かったのはジョニー(ヒューマン・トーチ)の描き方とシルヴァーサーファー周りのアクションかなー!正直シルヴァーサーファーの方が戦ってて「こりゃ勝てん」と感じる強さがあった。ヒューマン・トーチのアクションはかっこいいし、ジョニーのキャラクターもやんちゃな部分もあるけどそれよりも理知的で家族思いの青年、という雰囲気だった。スーも、いやあんたがF4のリーダーやん!ってなる強さがあってそこは好きでした。最終的に「母の愛は海より深し」みたいなところに帰結するのはちと残念でしたが…。
美術デザインだったり宇宙船のシルエットだったり、見た目に楽しい部分はあったけど、もっとF4ならではのアクションを楽しみたかったな!という感じです。ポストクレジットシーンではDr.ドゥームが出てきてたので、ドゥームズデイに今作がめっちゃ絡むってことなんだと思うけど、正直まったく想像つかないっす!