2022-01-01から1年間の記事一覧

「ツダマンの世界」

ロームシアター京都メインホール 1階17列31番 作・演出 松尾スズキ 松尾スズキ×コクーン新作、そしてセンターに阿部サダヲ。冬の京都まで出かけてきましたよっと。サダヲちゃんを芯に据えると、どうしてもあの破壊力で周囲を巻き込んでいくパワーを期待しち…

「THE FIRST SLAM DUNK」

スラムダンクの映画やるんだってー、へー、そういえば映画館でポスター見たなあ、みたいなテンションだった私ですがあまりの評判の高さにえっそんなに?そんなに言うなら見に行かねばか?となっていたところ、新幹線の停電による運休で生じた待ち時間を利用…

「市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 十二月大歌舞伎昼の部」

歌舞伎座 1階11列31番 本当だったら2020年オリンピックイヤーに予定されていた團十郎襲名、コロナ禍の煽りをうけて2022年年末ようやく実現の運び。とにかく無事に興行ができてなによりでした。「鞘當」。隅から隅まで座組が豪華でさすが襲名興行!を実感する…

「ブラックアダム」

ロック様主演のDC新作!監督は ジャウム・コレット=セラ。何をどうやってもこゆるぎもしない最強のアンチヒーローにロック様ぴったりすぎたし、なんかこうド派手なものが観たいなあ!という欲求は満足させてくれるのだが、しかしどうにも締まらんな…という…

「しびれ雲」 KERA・MAP #010

兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール 1階L列6番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ KERA・MAP新作。KERA・MAPも早いものでもう10作目ですか。「キネマと恋人」の舞台にもなった「梟島」が再登場、あの独特の方言もそのままに帰ってまいりまし…

「RRR」

「バーフバリ」のS・S・ラージャマウリ監督新作!すごいらしいよ!という噂は公開前から相当聞いていて、宣伝文句(友情か?使命か?)からしてもこれは私の大好きなかつての同志が袂を分かって命のやりとりをする案件(案件言うな)では…!?と期待しており…

「ショウ・マスト・ゴー・オン」

京都劇場 D列7番 作・演出 三谷幸喜 東京サンシャインボーイズ時代の名作を28年ぶりに上演。私の中でも三谷幸喜ワークスベスト3を選べば必ず入る、大好きな作品です。近鉄小劇場で見た時、笑って笑って笑って、どうしようもなく胸がいっぱいになって涙が出て…

「キンキーブーツ」

オリックス劇場 1階14列60番 脚本 ハーヴェイ・ファイアスタイン 音楽・作詞 シンディ・ローパー 演出・振付 ジェリー・ミッチェル 三演目となるキンキーブーツ。本邦初演が6年前なので、この短期間に3度の再演というのはそれだけこのミュージカルが時代にフ…

「平成中村座十一月大歌舞伎 昼の部」

平成中村座 1階3列13番 「寿曽我対面」。楽しかった!何が楽しかったかって、「鎌倉殿の13人」効果抜群というか、工藤祐経って聞いて自分の脳内に具体的なイメージが出てくるのがもうまず面白い。そういう意味では各人のあの時代における立ち位置がぐんぐん…

「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」

ブラックパンサー続編、監督は引き続きライアン・クーグラー。続編の制作は「ブラックパンサー」公開直後にすでに出ていて、というか出るまでもなくあそこまで大大大ヒットしてるわけだから当然既定路線だったわけだし、その時点で監督も主演も引き続き続投…

「平成中村座十一月大歌舞伎 夜の部」

平成中村座 1階5列14番 「唐茄子屋 不思議国之若旦那」。夜の部は十月と同一演目。獅童さんのところに橋之助さんが入りましたね。展開わかって見ている分楽しいところを存分に楽しめて、個人的には十一月のほうがよかった。「不思議国」部分とかは特にそう感…

「ヘアスプレー」

梅田芸術劇場メインホール 1階18列34番 脚本 マーク・オドネル/トーマス・ミーハン 演出 山田和也 2020年7月に上演予定でしたがコロナ禍を受け中止、今回満を持しての日本版上演。主演に渡辺直美さんを配したこともあり東京方面からは結構なチケット難の声…

「平成中村座 十月大歌舞伎第一部」

平成中村座 松席9列2番 「双蝶々曲輪日記」。勘九郎さんの濡髪長五郎!!いやーかっこよかった大きかった。歌舞伎ではときに「いかに大きいか」(物理ではなく、存在が)が何よりも大事という演目があるけど、これもある意味そのひとつだよね。放駒たちのや…

「平成中村座 十月大歌舞伎第二部」

平成中村座 松席8列11番 久しぶりに浅草に平成中村座が帰ってきましたよーっと。 「綾の鼓」。有吉佐和子作。初見です。元は能楽みたいだけど、そちらは老人が女御に恋をするというものだそう。そう考えると若者が叶わぬ恋に身をやつし、鳴らない鼓を鳴らせ…

「薔薇とサムライ2 −海賊女王の帰還−」新感線

フェスティバルホール 1階29列49番 作 中島かずき 演出 いのうえひでのり 薔薇とサムライって何年前だっけ…って自分のブログ見たら12年前だったのでまずそこで腰抜かしました。そんな!?そんな昔!?干支一周するやつ!?ってことあるごとにこういう述懐繰…

「Q:A Night at the Kabuki」NODA MAP

新歌舞伎座 1階4列27番 作・演出 野田秀樹 2019年の初演から3年ぶりの再演、しかもメインキャスト全員続投というのがすごい。これだけ売れっ子ばかりを揃えているというのに!いわば完全再演なので、驚きをもって観るというわけではなかったですが、やはり時…

「阿修羅のごとく」

兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール 舞台上特設席 中央5列16番 作 向田邦子 脚色 倉持裕 演出 木野花 向田邦子の手によるドラマ脚本を舞台化。脚色・演出家の選球眼といい、魅力的なキャスト陣といい、これはツボを突かれるプロデュース公演やで~!と第…

「天の敵」イキウメ

サンケイホールブリーゼ F列11番 作・演出 前川知大 5年ぶりの再演。初演も拝見していて、非常に面白かった記憶があります。「食」「健康」という誰もが直視せざるを得ない事項に対して、前川さんお得意の「そうかもしれないし、そうでないかもしれない」絶…

「ピピン」

オリックス劇場 1階17列39番 脚本 ロジャー・O・ハーソン 演出 ダイアン・パウルス 前回上演の時の周囲のお友達からの評判がとてもよく、そのときは見逃したので今回の上演待ってました!あざっす!!!という感じで飛びつきました。飛びついたわりには事前…

「VAMP SHOW」

森ノ宮ピロティホール G列18番 作 三谷幸喜 演出 河原雅彦 初演1991年、再演2001年。えーあの再演からもう21年経ったの!?ってこういうことがあるたびに思うやつ。もともとはサードステージプロデュースの公演で(だから初演の演出に板垣さんが入ってる)…

「頭痛肩こり樋口一葉」

新歌舞伎座 2列11番 作 井上ひさし 演出 栗山民也 井上ひさし御大の代表作のうちのひとつにして、こまつ座旗揚げ作品。初見です!こんな有名な作品なのに今まで見たことなかった!安野光雅氏のイラストが配されたチラシは何度も拝見した覚えがありますけども…

「世界は笑う」

京都劇場 P列17番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ケラさん×コクーン新作。上演時間が出た時に「4時間キタ…」とがっくりきていたのですが、長い芝居がきらいと言いながらどうして毎回足を運んでしまうのか!しょうがないじゃない面白いんだから!「…

「八月納涼歌舞伎 第二部」

歌舞伎座 2列21番 「安政奇聞佃夜嵐」。初めて見る演目です。幸四郎さんの青木貞次郎に勘九郎さんの神谷玄蔵という配役…の筈でしたが、こちらもコロナの影響で幸四郎さんの代役になんと!猿之助さんが立たれるということに。この代役は結果的に私の観た21日…

「八月納涼歌舞伎 第一部」

歌舞伎座 1階11列26番 「新選組」。手塚治虫原作漫画を新作歌舞伎にという試み。歌之助くん福之助くんを主役に据えて、勘九郎さんたちが脇で支える…という公演でしたが、新型コロナウイルス感染症の陽性者が出たということで一部公演中止、再開は代役でとい…

「ひとつオノレのツルハシで」

ザムザ阿佐ヶ谷 C列4番 作 くるみざわしん 演出 鈴木裕美 本当は歌舞伎座の三部のチケットを取っていたのですが、前日に中止が決定してしまい、マジか…代わりに何見る…(見ないって選択肢ないのか)と右往左往した結果、たまたま鈴木裕美さんがツイートされ…

「坂東玉三郎 特別公演」

南座 1階8列13番 「東海道四谷怪談」。南座で東海道四谷怪談、玉さまのお岩さんが観られるということで出かけてきましたよっと。昨年9月に仁左玉コンビで拝見しましたけども、関西で玉三郎さまがお岩さんをおやりになるのは相当久しぶりとのこと。今回の伊右…

「2020」

キャナルシティ劇場 2階D列16番 作 上田岳弘 構成・演出 白井晃 高橋一生さんのひとり芝居。演出は白井晃さんで、上田岳弘さんの書き下ろし。一生くんがひとり芝居をパルコでやろうというときに、自ら作家に声をかけ、過去にタッグを組んだ演出家を巻き込み…

「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」

ジュラワシリーズ3作目、ジュラシック・パークから数えて6作、堂々の完結編の触れ込みで、ジュラシック・パークオリジナルキャストのローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラムが顔を揃える話題作。主演はもちろんクリス・プラット、監督はコリ…

「てなもんや三文オペラ」

森ノ宮ピロティホール T列5番 原作 ベルトルト・ブレヒト 作・演出 鄭義信 最初はパルコで見る予定だったんですが、ギリギリで中止回にあたってしまい、慌てて大阪公演を取り直すという。取り直せただけよかった。ブレヒトの「三文オペラ」を鄭義信さんの翻…

「七月大歌舞伎 昼の部」

松竹座 1階8列18番 「八重桐廓噺」、孝太郎さんの八重桐で。以前観た時は時蔵さんだったかな。廓噺の語りの面白さから一転、後半突然スーパーヒーロー展開になるっていう温度差がすごい。こういう作品観るたび歌舞伎って自由だなー!って思います。お前が討…