「八月納涼歌舞伎 第一部」

「男達ばやり」。初めて見る演目、巳之助さんの朝比奈三郎兵衛、隼人さんの三浦小次郎。タイトルのとおり、旗本奴と町奴が江戸の粋な「男達」ぶりを見せつけ合う芝居なので、このおふたりなのはナイスキャスティングすぎたし、どの場面も目に楽しい。巳之助さん久しぶりに拝見した気がするけど、ますます男前ぶりがあがっていてとてもよかった。

「猩々」「団子売」を幸四郎さんと勘九郎さんで。いやー待ってました、もっとがっつり組んでもらってもいいが!?と思うものの贅沢は言いません。お席も最高でしたし、それぞれ踊りのタイプは違うけれどどちらもむちゃくちゃ魅力的、という理想の顔合わせを堪能させていただきました。猩々、お酒だーいすき、を表情からぐいぐい見せる勘九郎さんと、スンっとした表情は崩さないながらお酒を堪能する幸四郎さんの対比がとてもよい。でもって、二度ほどおふたりが向かい合って踊る場面があるのですが、この時のねえ~~~~~、二人の表情がむちゃくちゃいいんですよ!!!客より相方に最高の表情見せるやつ、これみんな大好きなやつでしょ!?!?特に二度目のときに表情を崩さない幸四郎さんが勘九郎さんとなんか、確実に目と目で会話しててそこでふふっと笑ったのがあーたもう、これが尊いの海と書いて尊海(とうとうみ)…!とふるえるやつだったわ。団子売でのイキイキとした夫婦ぶりも可愛らしくてたいへんよかった。ああ、でもこうしてちょっとだけ出されると、もっと、もっとこの顔合わせを見せてくれえ~!とクレクレ妖怪になってしまいそう…!