
映画の1作目がもう6年前ですってよ!2が公開されるのぜんぜん知らなくて、TLでかなり評判が高いのを見てこ、これは行かねば!!と出かけてきました。最初に言っておくけどむっちゃくちゃ面白いのでなんなら1見てない人にもおすすめしたいくらい。私は1も大好きだけど、自分の好みというか嗜好には2の方がドンズバだった感あります。いやマジでもう1回見たいくらいだよーーー
ムゲンとシャオヘイの日常(鍛錬)風景からはじまり、穏やかな世界…かと思いきや一転、妖精たちの集う流石会館が襲撃され、館長である大松が倒される。呼び出されたムゲンとシャオヘイは、集まった長老たちから大松を倒したのはムゲンであるという疑いがかけられていると聞かされる。ナタのもと軟禁されるムゲンと別れ、姉弟子ルーイエと共に師匠にかけられた疑いを晴らすべく動き出すシャオヘイ。一方、会館を襲撃した連中は妖精たちに対し強力な武器となりうる若木を強奪していたことから、長老たちは若木の奪還作戦を遂行する。
前作はいわばシャオヘイのオリジンであったので、あくまでもシャオヘイを中心に世界と登場人物を描いていたけれど、今作は妖精世界をふんだんに書き込んでいる背景がまず個人的に大ツボでした。そして「ひと」と「もの」の両面を追うストーリーテリングの巧みさにも唸っちゃいましたね。「ひと」を追いかけるルーイエの追跡方法もオリジナリティ極まっていて、まったく先が読めないし、方や「もの」を追いかける方は在処を掴んでからの展開にツイストが効きまくっててこっちも先読みできない。それでいてオフビートな笑いもしっかり仕込んであって全方位ぬかりない。アクションシーンの豊かさは1作目でもこの作品の大きなセールスポイントだったけど、今作も負けず劣らず、旅客機から乗客を助け出すという空中戦バトルから、ちょっと待ってくれムゲンあんた一体…!みたいな、ただただド強いみたいな描写まであって飽きさせない。タイマン勝負のスピード感、妖精ならではの手数のバラエティ、「物語」好き、アクション好きとしてはここまで丁寧にもてなされて、そりゃおなか出して降参のポーズ取るしかないですわ。
個人的にいちばんぐっときたのはルーイエの行動に異を唱えたシャオヘイが、それでもルーイエを助けに行くところ。ルーイエの行動は「目的は手段を正当化するか」っていう、古今東西繰り返されてきたテーマの一つではあるんだけど、シャオヘイはルーイエは間違っていると言い切り、でもそのルーイエの「間違い」は彼女を助けない理由にはならないってことなんだよね。白か黒かじゃないんだよ。彼女を助けて、それでまた喧嘩するかもしれないけど、だから何?っていうシャオヘイの真っ直ぐさ。
妖精会館に集う長老たちが揃いも揃って魅力的すぎて、ちょっとお!その長老たち同士のケミストリー的な何かもあるんでしょお!全部出しなさいよお!という気持ちがとどまるところを知らない今日この頃です。もちろんムゲンとシャオヘイの日常ももっと見たいよ。ルーイエとムゲンの過去エピだってもっと欲しいよ。いやマジでどこもかしこも掘り下げ甲斐しかないよね羅小黒戦記…これはもうTV版にも手を出すしかないかぁ~!となっている今日この頃です。