2014-01-01から1年間の記事一覧

「ア・ラ・カルト アンコール!」

近鉄アート館 B2列15番 演出 吉澤耕一 台本 高泉淳子 音楽監督 中西俊博 昨年いったん幕となったアラカルトが、青山円形劇場閉館前に「アンコール」として復活、その復活公演が今年2月に13年ぶりに帰ってきた近鉄アート館で上演。大千秋楽を迎えました。甘い…

わかっちゃいるけど言いたい

本編の感想に書くのもあれなんで別項にしますけれど、その予告編をめぐるあれこれとか、確かにえーって、言いたいひとの気持ちもわかるんですよ。自分も、楽しみにしていた映画がもう、なんか、「えっそんなんでしたっけ?」みたいな予告編になっててガクー…

「ベイマックス」

原題は「BIG HERO 6」。本来は科学ヲタク(ナード)たちのアクションヒ−ローもの、なんですが、この見ればぽよんぽよんしたくなるケアロボット「ベイマックス」を日本では俄然推した宣伝になっていて、本編と乖離しているのではー?みたいな声を公開前たくさ…

「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」さいたまゴールドシアター

とよはし芸術劇場主ホール G列8番 作 清水邦夫 演出 蜷川幸雄 ゴールドシアター&ネクストシアターは気になりつつもタイミング合わずどちらも未見でした。最近KAAT発信の舞台がよくとよはしでかかるのでとってもありがたい。蜷川さんがさいたま芸術劇場の…

「ゴーン・ガール」

結婚5周年の記念日の朝、突然姿を消した妻。彼女はなぜ消えたのか?その夫は何を知っているのか? 予告編見た時に、面白そう〜、と思い公開を楽しみにしていました。やーしかし、予想していたものとはひと味もふた味も違った感じです。畳まないけどこの先は…

「ホビット 決戦のゆくえ」見てきた!

「ホビット 決戦のゆくえ」、初日初回IMAXと初日吹き替え4DXで見ました!というわけでいろいろツッコミ入れつつの感想メモ書き行ってみよっ!ちなみにこの先、ネタバレしかありません!・「我が名は炎 我が名は死」っていうスマウグさん中二病ですか?な前作…

「ホビット 決戦のゆくえ」

「ホビット 決戦のゆくえ」、初日初回IMAXと初日吹き替え4DXで見ました!というわけでいろいろツッコミ入れつつの感想メモ書き行ってみよっ!ちなみにこの先、ネタバレしかありません!

「インターステラー」

ノーランの新作!ってことで今年の目玉の1本として早くから名前があがってたんですけど、予告を見た時に「なんかアルマゲドン的なあれだったらちょっと好みじゃないかも…」つって尻込みしてたんざんす。でも先にご覧になった方がSF!ガチSF!と楽しんでらっ…

「キレイ-神様と待ち合わせした女-」

シアターコクーン N列12番 作・演出 松尾スズキ 初演が14年前、再演ですらもう9年前です。ぎゃー!おののくしかない。再演、再再演の演目がかかるたびに「アレついこの間のことじゃなかった?」みたいになる現象が年々加速する一方です。 以下、わりと具体的…

「ブエノスアイレス午前零時」

新国立劇場中劇場 18列72番 原作 藤沢周 脚本 蓬莱竜太 演出 行定勲 原作未読。いやー、思った以上によかったです。小説の舞台化で演出が映画監督、というとこでちょっと構えてしまったところがあったんだけど、完全な杞憂でした。お恥ずかしい。うらさびれ…

「新しい祝日」イキウメ

東京芸術劇場シアターイースト D列15番 作・演出 前川知大 いやーきつい芝居だった!ところどころ心理的にものすごくグサグサくる場面があり、しかも最後までそんなわかりやすい解放的な展開があるわけでもないので、かなりハートが鍛えられた観劇になりま…

「紫式部ダイアリー」

名鉄ホール 16列15番 作・演出 三谷幸喜 のっけからこんなことを書くのもあれですけど、三谷さんはやっぱり女性を書くのが苦手(下手)だなあと思う。出てくるのはどこかお母さんか女の子なんだよなあ。この芝居で出てくるのは清少納言と紫式部のふたりだけ…

「水の戯れ」

名鉄ホール 13列20番 作・演出 岩松了 岩松さんの作品、すごくツボにはまるときとそうでないときとあるんですけど、宮藤さんがラジオですごくよかったと仰ってたので名古屋公演のチケット急遽とって見てきました。岩松さんの作品って、ある種の「不穏さ」み…

「6才のボクが、大人になるまで。」

原題「Boyhood」。邦題長すぎでしょこれ!この邦題で行く気になる人どれくらいいるんだろうかと心配するレベル。実際にキャスト・スタッフが12年の歳月をかけて、1年のうち数日間集まり、6歳の少年が18歳になるまでの家族を描いた映画。すばらしかったです…

皆既食・追記

読み返したらあまりにもヴェルレーヌのクソメンぶりにしか言及してなくて申し訳ない気持ちに。なので「なぜそれがここまで印象深く刻まれてしまったのか」をつらつら考えてみたんだけど、思うに「一緒にいてもお互いがお互いを傷つけるだけなのにどうやって…

「皆既食」

シアターコクーン M列16番 作:クリストファー・ハンプトン 演出 蜷川幸雄 ディカプリオとデヴィッド・シューリスの映画版「太陽と月に背いて」は映画館に見に行って、それこそキラッキラ輝いていたレオ様を堪能したものですが、なんとそれが舞台に、しかも…

「つんざき行路、されるがまま」

ザ・スズナリ K列11番 作 福原充則 演出 木野花 判で押したような生活を続ける男のもとへ、突如現れた美しい女。その女を妻とした男の生活は満たされたものにかわっていく。しかし妻はある日忽然と姿を消した…って、すわ「ゴーンガール」系の話か*1とと思い…

「サナギネ・成体サイド」

青山円形劇場 Aブロック11番 原作 小池竹見 上演台本・演出 福原充則 双数姉妹で上演されていた過去の傑作を「ベッド&メイキングス」で再び!という企画。クラウドファウンディング企画を実施されていたので、失われる青山円形への餞もこめて参加してみま…

半神の思い出

この間「半神」の感想に盛り込もうかな、と思いながら、いや今回の舞台にほとんど関係ないし…と削ったのですが、ヨコウチ会長のblogを読んで「そうそうそうそうそう!!!」って100回ぐらい膝叩きそうになったので膝が割れる前に自分でもちょこっと書いてお…

「悪童日記」

原作を読んでいないので、観終わったあとの「ずどーん」感がハンパなかったです。いやすげえ…ここまで容赦!ないか!とうなだれました。ずっと細い線の上を歩くような(まさに地雷原をいくかのごとく)緊張感が続くので、わたし基本的にCSIとかクリマイとか…

「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

東京国際映画祭特別招待作品としていち早く拝見してきました!日本公開は来年2月28日です。なんでこの映画を見たかったかっていうと、今年の5月頃に毎日MojoでBOX OFFICEのチェックをしていたんですが(それもこれもウィンターソルジャーのせい)、その時に…

「半神」

東京芸術劇場プレイハウス R列7番 原作・脚本 萩尾望都 脚本・演出 野田秀樹 野田秀樹の作品のなかで何がいちばん好き?と聞かれたら、七転八倒したあげくこの「半神」か「贋作・櫻」をえらぶ(どちらかはその時の気分で)わたくし。野田さんが韓国の役者さ…

「十月大歌舞伎 夜の部」

歌舞伎座 2階1列17番 十七世中村勘三郎二十七回忌、十八世中村勘三郎三回忌の追善興行。おふたりに縁のある演目がならびました。夜の部、まずは寺子屋。松王丸を仁左衛門さん、千代を玉三郎さん、源蔵を勘九郎さん、戸浪を七之助さん。いやー、なんというか…

「社長吸血記」NYLON100℃

本多劇場 H列24番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 当初ケラさんが「2時間超えないぐらい」とかツイートしてたのでびっくりしたんですけど、最終的には2時間20分ちょい、まあまあ普通、だけどナイロンにしちゃたしかにコンパクトだ。しかも劇団主要…

「小指の思い出」

東京芸術劇場プレイハウス H列1番 作 野田秀樹 演出 藤田貴大 マームとジプシーは見たことないので藤田演出も初見でした。いろんなところに書かれている紹介とか読んでいて、リフレインを多用、みたいな部分が印象に残っていたので、そもそもの戯曲も大胆に…

「ジュリアス・シーザー」

彩の国さいたま芸術劇場大ホール 2階V列27番 作 ウィリアム・シェイクスピア 演出 蜷川幸雄 去年の夏、子供のためのシェイクスピアでこの「ジュリアス・シーザー」をとりあげてて、その時にこれ蜷川さんやったのかな、やってないなら是非見たい、と思ってた…

「ジャージー・ボーイズ」

60年代に活躍したバンド「フォー・シーズンズ」を題材にしたブロードウェイミュージカルの映画化。監督はクリント・イーストウッド。いやー、とてもよかったです!ミュージカルの映画化だけど、まんまミュージカルというわけではなく、しかし全編にわたって…

「君となら」

名鉄ホール 1列26番 作・演出 三谷幸喜 開演前のSEがずっと1990年のヒット曲だったので、初演て1990年だったっけ…と思ってたけど違いました、1995年でした。それでももうほぼ20年前かい!初演は見ましたが2年後の再演は拝見せず。さすがほぼふた昔前、内容を…

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

一番最初に予告編を見たのは随分前だったと思うんですけど、そのときは「これもMCUのなかの1つなのか〜、このメンバーとアベンジャーズ…想像つかない…」とか思ってて、それほど期待もしてなかったんですけど、全米公開前あたりから日ごとに上方修正される予…

「サバイブ!」自転車キンクリートSTORE

SPACE雑遊 全席自由 作・演出 早船聡 もらったチラシの整理をしていて偶然見つけました。アッ自転車キンクリート名義の公演やるんだ…!飯島さんも裕美さんもスタッフクレジットにないけど、最近見てない、見てみたいな、と思ってチラシを読んでいたら「母」…