2024-01-01から1年間の記事一覧

「主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本」ウーマンリブvol.16

松下IMPホール Q列14番 作・演出 宮藤官九郎 夏の「ふくすけ」が体調不良で観に行けなかったので、なんだか大人計画成分に触れるのが久しぶりなような感じ。今回キャストが片桐はいりさん、勝地涼くん、北香那さんと伊勢志摩さん皆川さん宮藤さんとかなりミ…

「十二月大歌舞伎 第二部」

歌舞伎座 1階5列7番 もろもろスケジュールの都合上、今年は二部のみ拝見してきました。まず「盲長屋梅加賀鳶」から。松緑さんと勘九郎さんがガッツリ共演、かつ見たことない演目というのが二部を優先した理由。鳶が出てくる演目っていうと「め組の喧嘩」を思…

「朧の森に棲む鬼」歌舞伎NEXT

新橋演舞場 1階12列14番 作 中島かずき 演出 いのうえひでのり 初演17年前ですか~!「阿弖流為」に続く歌舞伎NEXTですが、新感線の作品で歌舞伎にするなら、というと必ず声が上がっていた本作が満を持しての登場。初演の時に「新感線が好き、とかいのうえ作…

「ロボット・ドリームズ」

SNSをやっていなかったら私のアンテナには絶対にひっかかってないだろうな~という映画なので、こういう映画に足を運ぼうと思えるのは文字通りSNSの恩恵とも言える。上映時間約100分、全編台詞なし、ニューヨークの街で孤独に暮らす「ドッグ」とその友達のロ…

「そのいのち」

兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール 1階J列16番 脚本 佐藤二朗 演出 堤泰之 劇団「ちからわざ」を主宰する佐藤二朗さんがご自身で脚本執筆された作品。主なキャストは宮沢りえさんと佐藤二朗さん、そして物語の中心になる「花」の役をハンディキャップを…

「レッド・ワン」

くりえばさんとロックさまが共演、と聞いてぜったいアクションごりごりのやつじゃん!と決めつけ、あとはくりえばさんとロックさまがバディなのかそれとも敵対するのかそこが問題だ…(どっちも美味しく頂ける)と思ってたらなんか、仲良く喧嘩しなみたいなア…

「侍タイムスリッパー」

監督・脚本は安田淳一さん。単館上映の自主製作映画が評判が評判を呼びあれよあれよと今や全国326館に拡大、大大大ヒット上映中という、「カメ止め」現象を彷彿とさせる話題の作品です。私はエンタメに生きる女として、「大勢の人が良いというものには必ずそ…

「THE STUBBORNS」THE ROB CARLTON

ABCホール D列11番 作・演出 村角太洋 THE ROB CARLTON新作!今回は冒頭のごあいさつで「今作は、バッソ、ドルベルト、ファロニア、3人の30年前の一夜とその30年後の一夜を描いたコメディです」と紹介があったとおり、政財界の大物の2世、右腕、後継者を思…

「三人吉三廓初賣」木ノ下歌舞伎

兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール 1階S列22番 作 河竹黙阿弥 監修・補綴 木ノ下裕一 演出 杉原邦生 人は最初に見た三人吉三を親と思う…かどうかは知りませんが、私はその例にもれず三人吉三といえばコクーン歌舞伎で見たものの印象が非常に強く残ってお…

「バサラオ」

フェスティバルホール 1階26列31番 作 中島かずき 演出 いのうえひでのり いのうえ歌舞伎新作!2020年4月に予定されていた博多座公演がコロナ禍により中止となってしまった経緯を踏まえ、斗真くん主演作を博多座に持っていきますよー!ということで今回は福…

「錦秋十月大歌舞伎 夜の部」

歌舞伎座 1階11列27番 仁左衛門さまと玉三郎さまが揃った夜の部、まずは「婦系図」から。もちろん初見です。あらすじを見ると今回上演されたのはほんのさわり、という感じですけど、な、なるほどこれは私の苦手な芝居の部類!と見ながらしみじみ思いました。…

「ヒットマン」

リチャード・リンクレイター監督新作、文字通り人気急上昇中のグレン・パウエル主演。大学教授が警察の技術者として副業をしているうちに、ひょんなトラブルから自分が凄腕の殺し屋になりすます囮捜査官と務める羽目になるが、持ち前の心理学・哲学の素養が…

「旅館じゃないんだからさ」ダウ90000

近鉄アート館 A3列5番 作・演出 蓮見翔 ダウ90000の第6回演劇公演で、第2回で上演された作品の再演。なんと今回近鉄アート館で10日間の上演期間という、関西住みにはこんなありがたいことがあろうか!という公演でした。私はツイッターでフォローしている方…

「RENT」

SkyシアターMBS 1階I列7番 脚本・作曲・作詞 ジョナサン・ラーソン 山本耕史さんがふたたびマークを演じ、日米合作で上演するというプロデュース公演。何を隠そうわたくし、これが初「RENT」!こんな名作と名高いミュージカルを観ていなかったんかい!?はい…

「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」イキウメ

ABCホール A列6番 原作 小泉八雲 脚本・演出 前川知大 2009年に世田谷パブリックシアターのプロデュース公演で上演した作品をイキウメ劇団公演としてリブート。確かこれの初演が私が初めて観た前川知大さんの作品じゃなかったかな?シアタートラムでの公演…

「ツイスターズ」

1996年に公開されたヤン・デ・ボン監督の映画「ツイスター」の続編?リブート?リメイク?みたいな前振りだった気がしますが、最終的に題材は同じ別個の作品になったという感じ。今作の監督は「ミナリ」のリー・アイザック・チョン。96年版はあの牛が飛んで…

「ラストマイル」

テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と世界観を同じくする(シェアード・ユニバース)新作映画ということで、脚本はもちろん野木亜紀子さん、監督は塚原あゆ子さんの協力タッグ。2つのドラマの主役級キャストだけでも豪華なうえに、満島ひかりさん岡…

「朝日のような夕日をつれて2024」

紀伊國屋ホール A列9番 作・演出 鴻上尚史 2014年の上演からはや10年。前回公演では大高・小須田のウラ・エスコンビが続投していましたが、今回とうとう旗揚げメンバーの誰もいない「ニュー・朝日」が上演されることになりました。せっかく「朝日」を見るん…

「八月納涼歌舞伎 第三部」

歌舞伎座 1階5列29番 「狐花(きつねばな)葉不見冥府路行(はもみずにあのよのみちゆき)」。なんとあの京極夏彦さんの新作書下ろし、小説も同時刊行というビッグプロジェクト。作家自身のファンもめちゃくちゃ多いので、新たなファンの掘り起こしという点…

「八月納涼歌舞伎 第二部」

歌舞伎座 1階9列11番 「髪結新三」。勘九郎さん念願の新三である。インタビューで「親がいればもっとはやくにできたのかも」と口にしてらしたようですが、そういう言葉がポロッと出てしまうほどやりたかったお役ということなんでしょうね。今年は籠釣瓶の次…

「八月納涼歌舞伎 第一部」

歌舞伎座 1階1列11番 「ゆうれい貸屋」。腕はいいが怠け者の男がいて、気のいい女房(または娘)は愛想を尽かして出ていき、そこに人ならざる者が女房代わりに出てくる…ってこんな話つい最近も観たな!?と思ったら歌舞伎町大歌舞伎の「福叶神恋噺」だった。…

「正三角関係」NODA MAP

東京芸術劇場プレイハウス 1階E列20番 作・演出 野田秀樹 野田地図新作。今回の公演、いつかそんな日が来るのではないかと思っていたけどとうとう来た、松潤が野田地図初参加ということで、いやいや…チケット取れるわけねーじゃん!!!とかなり投げやりでし…

「江戸時代の思い出」ナイロン100℃

兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール 1階P列3番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ナイロン100℃の30周年記念公演第2弾。劇団員ががっつり揃って、しかもナンセンスコメディ!これを30周年記念でやるのがまさにナイロンって感じする!あらすじを説…

「デッドプール&ウルヴァリン」

デッドプール3作目。「ローガン」で壮絶な最期を遂げたヒュー・ジャックマンのウルヴァリンが復活することでも話題に。中の人がめちゃ仲良しなので最初の告知(ライアンがヒューに「ウルヴァリン出る?」と訊くやつ)の感じからして、どの程度ガッツリ絡むの…

「ザ・モーティヴ&ザ・キュー」

ナショナルシアターライブ新作。演出は「リーマン・トリロジー」のサム・メンデス、脚本は「ハリー・ポッターと呪いの子」のジャック・ソーン。サー・ジョン・ギールグッドがハリウッドスターを主演に迎え「ハムレット」を演出する、その稽古場から織りなさ…

「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」

アカデミー賞で作品賞を受賞するかどうかは、自分の好みとぜんぜん合わないときもあるので見るか見ないかの選択にあまり影響しないんですけど、作品賞にノミネートされたやつはできる限りフォローしたいなと思っておりまして、これもそういう動機で楽しみに…

「坂東玉三郎特別公演」

南座 1階11列11番 玉三郎さまの単独公演で「阿古屋」がかかるというのでいそいそと南座まで。玉さまの阿古屋、いちど歌舞伎座で拝見したことがありますが、大役なだけに拝見できる機会があったら逃したくないやつのひとつ。今回は玉さまの口上と、千次郎さん…

「おちょこの傘もつメリーポピンズ」新宿梁山泊

花園神社境内特設紫テント A列13番 作 唐十郎 演出 金守珍 花園神社境内特設紫テントにて行われる新宿梁山泊の公演に中村勘九郎・豊川悦司・寺島しのぶ・風間杜夫・六平直政ら錚々たるキャストが出演するというニュース、さすがに騒然となりましたね。この公…

「白き山」劇団チョコレートケーキ

駅前劇場 C列15番 脚本 古川健 演出 日澤雄介 劇団チョコレートケーキ新作。今回も「歴史的な事実を参考にしたフィクション」ではありますが、今作は斎藤茂吉という歌人を題材に選んだのが新鮮だった。しかも茂吉の晩年の作家としてのスランプというか、老年…

「雨とベンツと国道と私」

東京芸術劇場 シアターイースト 作・演出 蓬莱竜太 モダンスイマーズの新作。今年で結成25周年とのこと。2年半前に上演した「だからビリーは東京で」と地続きにある物語で、あのときと同じように「コロナ禍」に絡めとられた人たちの物語でもある。今月末(30…