「ベイマックス」


原題は「BIG HERO 6」。本来は科学ヲタク(ナード)たちのアクションヒ−ローもの、なんですが、この見ればぽよんぽよんしたくなるケアロボット「ベイマックス」を日本では俄然推した宣伝になっていて、本編と乖離しているのではー?みたいな声を公開前たくさん見たんですけど、正直そんなに気にならなかったわたしだ。というか、もしガチヒーローもの推しの予告編だったら見るかどうかまよったかもなーとおもう。
以下本編のラストの展開に触れているので畳むよ!
ぽよんぽよんしたベイマックスすんごいかわいいし(わたしもあったかいマシュマロ抱っこしたい)、そのぽよんぽよんぶりとアクションのギャップもたのしいし、ナードたちのアイデアをもって力を合わせ敵を倒す!みたいな展開もとってもいい。ベイマックスが「人を傷つけることは禁じられてる」ロボットだから、目には目を、というような展開をゆるさないのもよかった。

しかし、もっとも心を打たれたのは、「ベイマックス、もう大丈夫だよと言われるまで離れられません」というベイマックスの設定、そしてそれを活かした展開そのものであって、この物語はもちろんナードたちのアクションヒーローものではあるんだけれど、なによりもひとりの少年の「少年期との別れ」を描いているところにほんと、ぐっときました。

4DXで見たんだけど、中盤の飛行シーンの爽快さはもちろん、あの足元にカサカサやってくるマイクロボットの感触にぎゃっ!ってなったり、カーチェイスシーンでぶん回されたりとかなりのやらずぶったくりぶりなので、機会のあるかたはぜひ!とオススメしておきます。

そうそう、カーチェイスしてても赤信号は止まっちゃうワサビよかったなー。「立ち入り禁止」って意味わかる!?とか秩序を大事にしちゃうんだよね。あと、スーパーヒーローに憧れてやまないフレッドも好きだ、あのワケのわかんない歌歌うとこ笑いました。笑いました。そして最後のおまけの御大登場ね!いやー隅から隅までファンサービス!

充電切れのベイマックス、ヒロとあしぶらんぶらんさせるベイマックス、ほんと、うちにもベイマックスほしい!と思ったか思わなかったかっつったら思ったに決まってるだろ!あったかいマシュマロ…(もういい)