「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」

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DCエクステンデッドユニバース作品、監督はキャシー・ヤン。時系列としては「スーサイド・スクワッド」のあと、ハーレイ・クインがジョーカーと別れてからの物語を描いています。ハーレイ・クインはもちろん、マーゴット・ロビーが続投。

完全なるガールズ・エンパワメント・ムービーという作りで、「ジョーカーの彼女」として庇護下にあった(どんだけしたい放題しても誰も手が出せなかった)ハーレイが、破局によって四方八方から命を狙われるというストーリーラインと、大富豪の隠し資産の秘密が隠されたダイヤを巡る争奪戦が絡み合っていくという筋書き。わりと時系列が飛ぶし、ハーレイの一人称で語られる場面も多いので今までのDCEU作品とは毛色が違った感じで面白かったです。

見ながら思ったのは、ここまで女性キャストが徹頭徹尾「自分の好きなカッコするんだもんね」が貫かれているのはなかなかすごいなってこと。本当に、一瞬たりとも、いわゆる「男ウケ」のする格好をしているシーンがない。あと、DCっていうかワーナー的にどうだったんでしょうね、どこかいい場面でDCの有名なキャラクター登場をさせたい横やりとかなかったのかな。ハントレスもモントーヤもハーレイも、別に全然「いいひと」じゃないのもよかったです。連帯するけど甘くない。あのお化け屋敷?ビックリハウス?でのアクションシークエンスはアイデアに満ちててよかったなー!あそこで「髪の毛しばるのある?」みたいなむちゃくちゃあるある!なやりとりが行われてるのもすごく効いてた。

ヴィランユアン・マクレガーが文字通り嬉々として演じていて、かなりゲスofゲスなのがまたよかったです。あの忠犬ならぬ狂犬ハチ公みたいな部下との絡みも面白かった。

実際に映画館で見たのは3月中旬で、今のところこのあと映画館に行けていない状態が続いています。早く映画館に行けるようになりたいな。