「朝日のような夕日をつれて’91」  第三舞台


第三舞台マイルストーン、「朝日」。ファンにとっては夢の舞台です。これは東京公演しかなかったのだけど、どうしてもどうしても、どうしても見たくて、無理矢理東京まで行ったのだった。東京自体が初体験で、浮かれまくりボンバーで東京中歩き回って足が棒でしたわいや。紀伊國屋ホールの前に行くだけで、もう胸がどきどきして死にそうでした。

舞台はオープニングの「ジ・エンド・オブ・エイジア」からラストまで、ほんとに一気呵成でした。第三舞台の芝居は4・5本目だけど、こんなにテンポの速いのは初めて!最初の「朝日のような夕日をつれて’81→’91」のスライドが超格好良かったなぁ。あの曲いまだに頭の中回ってるもん。あと、勝村・大高・小須田のダンスと紙吹雪!あんっまり幸せで泣きそうになっちゃった。あと、この芝居で特筆すべきなのは京さんの大躍進!今までギャグやっててもイマイチ冴えてなくて、どうしても筧さんの陰に隠れがちだったのが、どうしてどうして、いったい彼に何が起こったんだ、というぐらい成長してました。とにかく面白くて、んで格好良いんだよね。少年役は京さんの個性に合ってるのかもしんないですね。

この芝居は戯曲の完成度がほんと高くて、さすがに鴻上作品の最高峰と言われるだけあります。ラストに舞台がせり上がっても立ち続ける5人の姿は、潔くて、美しかった。

3月12日、という日付を聞くだけで、今でもちょっとときめく(笑)
ここでは紙吹雪と書いていますが、銀テープだったような気がします。その銀テープをですね、記念に持って帰って、かなり長いことお守りにしてました。多分まだ持ってます。
チケットを取るのが大変だったり、東京まで来るのが大変だったり、いろいろあって紀伊國屋ホールの前に初めて立ってビルを見上げた瞬間をまだ覚えています。まだ大学入り立てのジャリタレのワガママを全面的にバックアップしてくれた両親に感謝。ありがとね。