2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ウインド・リバー」

テイラー・シェリダン初監督作品。ポスターの一面の雪原に残る血と痕跡、「この土地では少女ばかりが殺される」というキャッチコピー、映画の冒頭の雪原を裸足で走る少女…と、ものすごく翻訳ミステリぽさがあります。しかし、ミステリ…という感覚はちょっと…

「睾丸」ナイロン100℃

東京芸術劇場シアターウエスト G列18番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ケラさんが描く「革命の時代」の残り香。面白かったです!描かれるのは今から25年前の1993年。その1993年の世界に、25年前、まさに「学生運動華やかなりし」時代の影が思いがけ…

「メタルマクベス disc1」

IHIステージアラウンド 10列10番 作 宮藤官九郎 演出 いのうえひでのり 髑髏城4+1シーズンで終わったかと思ったらまだだ!まだ始まってもいねえよ!(文字通り)ということで次はメタルマクベスがキャストを変えて3バージョン連続上演っていう、この関東平…

「消えていくなら朝」

新国立劇場小劇場 D2列5番 作 蓬莱竜太 演出 宮田慶子 蓬莱竜太さん新作。宮田慶子芸術監督はこの作品を最後に芸術監督を退かれるとのこと。蓬莱さんで新国立、というと私のその年のベスト1である「エネミイ」が思い出され、中劇場と迷った挙句こちらを観劇…

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」

世界中で大ヒットした前作から2年!監督はコリン・トレボロウからJ・A・バヨナにバトンタッチ。でも脚本にはトレボロウがクレジットされていますね。キャストも前作からクリス・プラット演じるオーウェンとブライス・ダラス・ハワード演じるクレアが続投。…

「七月大歌舞伎 昼の部」

松竹座 1階5列22番 昼の部は「廓三番叟」(初めて見た!)と「車引」に続いて、襲名演目である白鸚さんの「河内山」、幸四郎さんの「勧進帳」という顔合わせ。「車引」、扇雀さん桜丸に鴈治郎さん梅王丸という配役で、このご兄弟での「車引」はなかなか貴重…

「七月大歌舞伎 夜の部」

松竹座 1階4列26番 高麗屋さん襲名興行、松竹座は染五郎くん抜きで幸四郎さん白鸚さんのおふたりです。 「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿」。仁左衛門さまと中車さんの顔合わせです。いやー面白かったです。タイトルの通りあの忠臣蔵なのですが、松の廊下の刃傷…

「ブリグズリー・ベア」

伊藤聡さん(空中キャンプさん)が今年のベストと大絶賛されていて、あまりにも熱い入れ込みぶりに「そ、そんなに?」と思って見に行ってしまういつものパターンです。私のような人間はぜったい沢山いるとおもうので、やはり好きなものや好きなことを熱意大…

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」

ロン・ハワード監督。当初はフィル・ロード&クリス・ミラー監督が起用されていましたが、撮影開始後に降板。ところで、先日のコミコンで今作で悪玉を演じているポール・ベタニーがロン・ハワード監督に「冬の長い夜、なぜ自分はスターウォーズシリーズに出…

「ニンゲン御破算」

シアターコクーン 1階R列24番 作・演出 松尾スズキ いきなりこんなことを書くのもどうかと思うが、実は私は大人計画の芝居の感想を書くことに若干の苦手意識がある。言うまでもないが、芝居自体は大好きだ。大好きというか、松尾スズキさんは絶対見逃したく…