- シアタードラマシティ 9列38番
- 脚本・演出 福島三郎
「これはあけぼの」というタイトルはいまいちピンとこないなぁ、清少納言のアレから取ってるんだろうけどなぁとか思っていたんですが、いやー見終わってみると非常にいいタイトルですな。
どうなんでしょう、私は自分をいつまでも深夜のどんちゃん騒ぎの中に置いて居るような気がしますが(笑)でも夜更けを迎えないとあけぼのも来ないのよね〜。うーわ、自分で言ってて痛いぞコレ。
東京サンシャインボーイズの休団前の公演「罠」に何となく似てるかなぁ〜と思いました。「罠」は同級生のお葬式で、こっちは同窓会なんですが、昔の仲間が久しぶりに集まる、という点ではシュチュエーションも非常に似ているなぁと(女性が二人で内ひとりはみんなのアイドル的存在だったっていうのも似てる)。ホンガンジさんが舞台の中で語る同窓会についての話が非常に痛いところを突きつつ、でも最後にはみんなが少しだけでも前向きになっていくところとか福島さんらしいなぁと。この人の視点はいつも優しいよねえ。
久しぶりにお見かけしたそのサンシャインメンバー、甲本さんと野仲さんが非常にいい味を出してらっしゃるなと。甲本さんはなんつーか、持ち味全開(笑)でいい感じでした。ああいう人の良い役やらせると右に出るものいないなぁ。野仲さんはちょっとつかみ所のないキャラながらものすごく存在感ありまくりだったし。森若ちゃんのキュートさには「LOVERSOUL」に引き続きやられっぱなし。
惜しむらくは体調が万全でなかったので終盤の肝のシーンでちょっと集中力が途切れてしまったんだよね・・・(寝たわけではないです)。普段何気なく観てるけど芝居観る時って集中力要るんだなぁと改めて感じましたです。