「ロッキー・ホラー・ショー」

初めての神奈川芸術劇場!!KAAT!芝居自体は年明けにサンシャインでもやるんだけど折角なのでKAATで観てみたかった!ということで横浜まで来てみたのだす。割と前の方の席だったので、全体の見え方とかはわかんないんですけど、なにしろシートが真っ赤ですごく不思議な空間になっているのが気に入った。他の芝居も機会があったら観てみたい(と思ってたらもう一度今月中に来ることになるとはねっていう)。

ROLLYが主演したロッキー〜は観ていないので、舞台で観るのは初めてです!どきどき。開演前のポップコーン売りのお姉様たちのパフォーマンスよかったなー。休憩時間含んで2時間で終わるというまるでジェットコースターのようでしたが、中でも一幕後半の怒涛の展開が最高でした。フランクをやった古田がでてきたときのあの高揚感たるや!まるでロックスターの体だったなあ。ああいうのを観ると、古田のスター性というか、ああいう場面で観客を持っていく力ってすごいなって改めて実感しますです。

後ろのほうがどうだったかわかりませんが、前方に何人か気合いの入ったコスプレお姉さんがいて、新聞紙とペンラの用意もおさおさ怠りなく、タイムワープで立ち上がって踊ったりと率先して盛り上げてらっしゃったのもよかったなー。

キャストの中でも、過去のロッキーホラーショー出演者である藤木さんや右近さん、そして何よりもROLLYへの惜しみない拍手が印象的でした。藤木さんやっぱりあの語り口調とかどこまでも好みのおじさますぎてもだえますね。
あと私なにげに舞台で中村倫也くん初見なんじゃないかと思うのですが、特に2幕でのキレっぷりがよかった!いやー次は新感線本公演ですかね、と思ってしまうほどのキャラの立ちよう!

かつて「ボッキーホラーショー」なんてものをやったことのあるいのうえさんが、とうとう本家のロッキー・ホラーショーを、しかも古田の主演で、と思うと月日の経つのは早いもんだと思わず遠い目になりますが、細部にわたるまで原典へのリスペクトに満ちていて絶妙のキッチュさが漂ってたと思います。

カテコでは古田の煽り「今日はー?」「「どようびー!」「明日はー?」「お休み−!」「じゃあもうちょっと踊る−?」みたいなコール&レスポンスがあって、総立ちでタイムワープ再び。やーー楽しかった!!