「裏切り御免」  キャラメルボックス

うーむ。どうなんだろうなぁ(笑)。まあそこそこ楽しんで見れたとは思いますが、しかしどうもいまいち終盤のカタルシスに欠けるなあという感じは否めない。最後が立ち回りをしながらの展開なので、なんだかあれよあれよという間に話が展開しすぎて、どうにも最後の「裏切り御免」が効いていないような気がしました。しかも読めるし!まあ読めてもいいんだろうけど。絶体絶命で竜馬が駆け込んできた方がそらあゼッタイ気持ちよかったろうとか思ったりもするけれど。いまいち迅助のキャラが鬱陶しいというのものめり込めかなった一因かな。

新撰組の監察山崎蒸は個人的に好きな人物なので、うーん、西川さんのあのエセ関西弁はちょっと悲しい(笑)。もっと格好良く出来たような気もするけど、あんまりこれといった見せ場もなくて残念でした。跳ねっ返り3人組はなかなか性根も悪そうで良かった。彼らの書き込みが浅かったのも少し残念かな?前田綾さんの雪乃はキャラメルにはちょっと珍しい女の子キャラで、それはすごく良かったなぁと思いました。唯一感情移入できる役だったかなと。彼女含め若いお嬢さん方は、着物の所作がいまいちぴしっとしてなかったのでその辺はもう少し頑張っていただきたい。

それからクリスマス公演だからってクリスマスこじつけるのはもういい加減やめませんか。あれ12月25日でなきゃいけないの!?あとタイトルをゼッタイ劇中で叫ぶのももうやめましょう。なんだかどうにも無理無理感が拭えなかったんですが・・・・。