「BIGGEST BIZ〜最後の決戦!ハドソン川を越えろ〜」AGAPE store

  • シアタードラマシティ 14列34番
  • 作 後藤ひろひと  演出 G2

ねたバレあんまりしていないと思いますけども、気になる方は回避方向でお願いします。

足かけ6年?すごいなー。まさか本当に三部作になるとは、この構想が最初に話されたときは話半分で聞いていましたよごめんなさい。

BIGGERでもBIGGESTでも、前半部分の混乱を次々に生み出していく脚本がやっぱりすごいなと思いますです。めちゃめちゃ笑ったわ〜。冷静に見れば強引なところもあるんだろうけど、勢いが勝っちゃうよね。ただ、これもBIGGERの時と同じで、バラバラだったピースがかちっとはまっていく気持ちよさ、みたいな点ではやはりBIGが一番良くできていたなと思います。三部作通じて私のこのビッグビジネスエンタープライズのハイライトは、木太郎さんが「木に詳しい」とわかるあの瞬間ですね。

シリーズものならではのお楽しみで、お馴染みの展開、小道具、台詞のほんの小さなところにも隠し味があるのもいいっすよね。皿袋さんの「ハンコもってっか」だけであんなに爆笑がくるなんて普通考えられないだろう(笑)

もうひとつ、これもシリーズものならではなのが、この舞台に関しては粟根さんが松尾さんが後藤さんが、じゃなくて結城が健三が神崎が、って見てしまうところね。松永さんまたセクシーだな〜っとかって見てないものね。皿袋さん今回もやってくれるな〜みたいな、そんな感じ。
BIGGERに引き続き参加の三上艦長、普通に衣装が格好良かったのですっげ嬉しかった。でもってヲタキャラまで拝めたのが爆笑でした。でもなにやってもかっこいいよな〜艦長はさ〜。菅原さんめっちゃよかったです。あの高いスツールの椅子に毎回正座するのがすごいツボ。歴代社長の中では一番ダメ男くんだったような気もするけど、悲惨さは薄かったね、その分。篠原さんは、正直声の細さが最後まで気になった。あとふとした瞬間にステレオタイプな演技になるところがあってそこも個人的にはどうかなと思ったところ。キレキャラの時の方が勢いあってよかった。

でもって、舞台とは全然関係ないんだけど、途中で健三がコロンボの真似するところ。あれって毎回同じことやってるのかしら?それとも日替わりなのかしら?ともかく、それを見ながらあああっ!って叫びそうになってしまいまして。というのも、「その絵には私の指紋が付いている」とコロンボが言うその話、子供の頃に見てすごく印象にのこっていてもう一度みたいな、あれなんて話だったんだろうってずっと思ってたからなの!そのシーンのあとで犯人が「あんたはたった今この絵に触ったんだ、汚い手を使うな」というとコロンボがコートから手袋をした手を出す、という展開が鮮やかでねえええ。「二枚のドガの絵」と言うそうです。そうだったんだああああ。今度完全版DVDBOX持ってる先輩に頼んで借りてこよう(笑)