今年はこんな芝居がある(はず)?

毎年4月の下旬頃になると、fringeのトピックで紹介される「芸術文化振興基金・舞台芸術振興事業助成対象活動決定」のニュースを楽しく読んでいる。もちろん私が直接お金をもらうわけではないし選考基準もわかっちゃいないが、実はこの発表にはもうひとつの楽しみ方もあって、
「へーこの劇団今年はこんな事やるんだ」
なんてのが実はちょっと覗けたりもするんですね。もちろん採択された団体名しか公表されないんで一部にすぎないんだけど、それでも結構コレが楽しい。
今年名前が挙がったところで気になるところをいくつかピックアップ。

阿佐ヶ谷スパイダース「月光」
山の手事情社「Yamanote fair 2005」
M.O.P「水平線ホテル」
五反田団「ふたりいる景色」
自転車キンクリートカンパニー「テレンス・ラティガン作品連続上演『ウィンズロウボーイ』」
KUDANProject「百人芝居@真夜中の弥次さん喜多さん
リリパットアーミー「時の男」
二兎社「歌わせたい男たち
ペンギンプルペイルパイルズ「不満足な旅」
宇宙堂「風回廊」
東京ヴォードヴィルショー竜馬の妻とその夫と愛人
扉座「一番街看板娘物語」
花組芝居「鏡花まつり泉鏡花日本橋」「泉鏡花草迷宮」二本立て企画」
離風霊船「赤い鳥逃げた・・・」

すでに公式にアナウンスのあるものも含まれますが、ほー。と思うようなものもいくつかありますよね。じてキンは結構毎年きっちり採択されているような気がしますが、それにしても毎年アナウンスが遅すぎる!と文句を言いたい。今年の「海辺のお話」も、その前の「ダイアナ牧師の大穴」もすごくギリギリだった。公式サイトあるんだから*1ちゃんと宣伝して欲しい。
あと個人的に一番驚いたのはラストにあげた離風霊船の「赤い鳥」。さ、再演するんですか!!89年に見たときに、もう再演しないというようなお話をされていて、でもその後95年にもう一度再演したんですが、もし今年やるのなら(というか助成を受けたのだからやるのだろうけど)、10年ぶりの再演ということに・・・。個人的には忘れ得ぬ傑作舞台ですけれども、今の観客にどのように受け止められるのか興味もあります。それに高橋克実さんいないしね・・・お父さん役は誰がやるのだろうか・・・。