「ペテン師と詐欺師」

  • 銀河劇場 G列3番
  • 脚本 ジェフリー・レイン 音楽・作詞 デイヴィッド・ヤズベク 演出 宮田慶子

なんでチケットを取ったのかといったらそれはやっぱり「鹿賀vs市村」見たさだったわけで、まあそういう意味では見たかったものは見れた、とも言えるのかもしれませんが、しかしなんだろう、この全編にただようゆるさ。なんかみんな演技プランバラバラだしなあ。聖子さんも持ち前のキャラでだけ勝負している感じがありありだし、奥菜ちゃんは歌があまりにもちょっとどうなのか、という感じ。市村さんとのふたりのデュエット、椅子から転げ落ちそうになったよ。音じゃなくて、なにこのハーモニーにもなっていない石のぶつかり合いみたいな声は!って感じ。鶴見さんと愛華さんのふたりは劇世界にマッチした雰囲気、演技でよかったと思う。

まあだからなんつーか、この芝居は最後に二人が歌うナンバーありきで、そこは圧倒的にすばらしい。ま、これを見に来たんだよなと。あと舞台にかかった幕の出来のすばらしさかな。あーれは爆笑だったです。