今週の清盛

第45回「以仁王の令旨」または「おれのものはおれのもの、みんなのものもおれのもの」。
まさかの「いかがにござりますか…」の余韻始まり。という。
そしてトップにのぼりつめた清盛のあれもゴリ押しこれもゴリ押し攻撃やまず!なんでも出てくるもりえもん(盛国たんのことです念のため)もさすがに諸手を挙げられないことばっか。でも逆らわないのね。兎丸が死んじゃったときにもうそう決めちゃったものね。
しかしこの回の清盛のなんと空虚なことよ!まさしく「虚」という文字が相応しい。それは盛国を前に無理難題ふっかけながら「どれだけの犠牲を払ってここまできたというのか」と独りごちる場面でもよくわかる。今までこの先しか見てなかった清盛が、今やもう過去しか見ていない。何かのために世界を意のままにする、だったはずなのにもはや何かのためにが消えて「意のままにする」だけが残ってしまった。

またここで平安のコピーライター時忠が「あれは欲なのであろうか…弔いのようにも見える」とか言っちゃったりしてイヤイヤYOUマジでいつもうまいこというけど君が焚きつけた宗盛の責任もとって!と言いたくなるわたしなのであった。

その「ちょっとあほぼんかもしれないけど悪いやつじゃない」ポジションだった宗盛が、重盛が亡くなったことによって急速にその馬脚を現しており、もはや「悪いやつじゃないけどあほぼん」すら通り越して「アホ!」と叱咤したくなる始末です。何がダメって、動物に優しくないのいちばんイクナイ!あの忠正おじちゃんの竹馬シーンで何かを!と思ったにまったく真逆の方向に…OH!脳…

それにしても久しぶりにお顔を拝見した八条院さま…つーか佐藤仁美ちゃん…ユーまじで貫禄出過ぎだから!あとなんだかんだ言いつつもごっしーがいないと寂しいわねと思ってしまうあたりすっかりごっしーの手のひらで転がされていることを実感する次第。

祇女とか祇王とか仏御前に清盛が囲まれている間にようやく源氏の重い腰が!あがろうと!しているわけですが!政子と頼朝の安定の源氏コントに加えて奥州平泉での弁慶義経コンビも意気盛ん、藤原"目張り"秀衡様のアイメイクもますます絶好調(あれでも登場時よりは間引いたらしいですネ!)、源氏のターンクルーー!!!感がハンパないです。当たり前ですね!そういう時代の流れだからね!何しろ次回「源氏挙兵」だからね!早く見たいぞ兄弟対面!!でもドラマが終わっちゃうのはイヤ!どうすりゃいいのさこの私!