「ナイスガイズ!」


ラッセル・クロウライアン・ゴズリングの凸凹?バディもの。示談屋と私立探偵のコンビなんですが、ごずりん演じる私立探偵がんもうほんとにできない子ちゃんで、飲んだくれでここぞというときに役に立たない…わけでもなく結構役に立つ!かと思えば立たない!セクシーなのキュートなのどっちがタイプよと言われれば秒でキュートと答えるタイプの役柄でした。あの橈骨折られた時のピャーーーーーというハイトーンボイスさいこうでしたね。そしてトイレのシーンね!ああいうの大好き!!

ラッセル・クロウはなんというか文字通りのレイジングブルというか当たったらしぬというか重量感ハンパなかったです。しかしどことなく愛嬌のあるキャラだったのもよかった。あの熱帯魚ふくめて家に愛着ありそうなのもいい。場所に愛着を持つ人かどうかはキャラクターを作るうえでわりと重要なファクターだと思うけど、ふたりとも場所に愛着を持ちタイプだったよね。

ポルノスターの死からはじまる、映画を巡る意外な謎と陰謀を解き明かすというか、ごずりんが謎に自分からぶち当たりにいってるー!という感じなんですけど、鮮やかな黄色いドレスの女、キュートガール、絵にかいたようなクールな殺し屋、とぐんぐんみせてくるので飽きさせません。このクールな殺し屋がマット・ボマーだったんだけど、前髪をすっかりおろしたスタイルで、意外なほど若いころの升毅さんの面影が!っていうのを誰かと共有したいけど分かり合えないかなしみ!この殺し屋とのファーストコンタクトでコンビがすたこらさっさと逃げ出そうとするとこよかったなー。

ごずりんの娘ちゃん役ちょうかわいかったし、かわいいごずりんと楽しいラッセルとかわいい娘ちゃんで最高の絵面ではあったんですが、ブルーフェイスもジョンボーイも殺しちゃだめ(うるうる)だったのはなんでなんだろう。ブルーフェイスはともかくジョン・ボーイがあそこで助けられたからといってそのあとの危機を招くとしか思えないが!っていう。

しかし次週はいよいよラ・ラ・ランドの公開だし、ライアン・ゴズリング主演作を見に来てライアン・ゴズリング主演作の宣伝を見る…というなかなか稀有な体験だった!かもしれない!