「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」


スティーブ・ロジャース引退後の「キャプテン・アメリカ」シリーズ、ドラマのファルコン&ウィンターソルジャーを経てサムがキャプテンアメリカ襲名しての第一弾。監督はジュリアス・オナー。

膨大なMCU作品で本作に絡みがあるのはもちろんキャプテン・アメリカのシリーズだけど、そこに「ハルク」の要素はいるし、あと物語の発端というか大きな舞台に「エターナルズ」で出てくるあの巨人の島が出てきますね。あのあとなんも触れられないのか!?あんなん出てきたのに!?と思っていたので作品世界がつながっていてよござんした。あの島、巨像好きの私の心をくすぐる。

公開前ちょっとネガティブな話が出たり消えたりしてたんですけど、こういうのはマジで自分で見るまでなんも信用ならねえの気持ちでいたので、初見時はわあ!なんだ普通に面白い、よかっぱよかっぱと思ったもんでしたが、同時に物語の構造としてちょっと弱いところがあるのは否めん…という気持ちにも。

新・キャプテンアメリカとなったサムは大統領となったロスに呼び出され、アベンジャーズ再結成を打診される。ロスはセレスティアル島で発見されたアダマンチウムの平和利用にかかる協定を世界各国と結ぼうとしており、この恒久的協定を実現させることでハルクの事件以降疎遠となった娘に改心した自分を認めてもらいたいと思っている。一方で、ホワイトハウスでの式典に招待されたサムとイザイアだったが、イザイアは大統領襲撃の犯人に仕立て上げられて投獄されてしまう。

物語はアダマンチウムを巡る各国(なぜか日本に白羽の矢)との鍔迫り合いと、イザイアを助けるために真相を解明しようとするサムとファルコンのコンビが交錯して描かれるんだけど、本作は予告編でレッドハルクをガンガン見せていて、だからこそ最終的な物語の帰結が読めちゃうところがあったのは否めない。ロスに対する復讐心を燃やす人物にも意外性はないし、彼はむちゃくちゃ頭がいいが、その手の真犯人にはジモという強キャラを相手にした過去があるわけで、そこのところは予告でどこを出してどこを隠すかっていう線引きの話だけど、なかなか難しいわね。レッドハルクが出るよっていうことで足を運ぶお客さん、その期待値の方に賭けたわけで、それが完全に的外れとも思えんしなあ。だってロスをやるのハリソン・フォードだもん。そりゃ彼をフューチャーしたくなる。

よかったのは空中戦の多彩さ、ニューファルコンとのコンビ感、サムの「なんか知らんうちに懐に入られてあらいざらい喋っちゃう」力が遺憾なく発揮されているあたりかな。空中戦のアクションは「キャプテン・アメリカ」シリーズではあまりなかったので、華やかさが加わった感じしますね。レッドウィングが可愛すぎて最強すぎて大好き。それにしてもホアキンを墜落させてあわや…みたいな思いさせるの鬼展開すぎたけど。でもって、ホアキンを見守るサムのもとにバッキーが来たとき思わず小さい悲鳴が出たけど。悲鳴つっても「ヒャッ」みたいなかわいいやつです。あんさん、出えへんって言うとったやないですか~!ってそんな発言を真に受ける俺純真すぎか~!?いやポストクレジットシーンで出るんかなと思ってたよ。しかし、ここでスティーブとの違いに悩むサムに対して何かを言えるのって、そりゃバッキーですよねわかりみです。サンダーボルツの布石?なのか、議員って呼ばれてなかったっけ。そうそう、ラスト、そうなるかなと思いつつベティが来てくれたのはよかった。リヴ・タイラーもぜんぜん変わらんな~!

次はサンダーボルツだねってもうすぐじゃん。そして来年にはドゥームズデイ。まじ?なんかついこの間エンドゲーム見たような気がするんですけど?(気のせいです)