「恐竜と隣人のポルカ」

大王新作。ロビーでお出迎えしてくれるクリーチャーがちょうかわいい!!Tシャツもかわいかったなあ、迷った挙句買わなかったのだけど早くも後悔の予感。

開演前から客席全体がテーマパークっぽいことになっていてそれも楽しい。カーテンコールでの大王の挨拶じゃないけど、これだけの豪華なキャストで、見た後に何も残らない!というのもいつもの大王って感じ。

隣同士に住む仲良し幼馴染の家の庭から恐竜の化石が出て、それをめぐる大騒動の顛末、というのが大きな枠組みなんだけど、この幼馴染を演じた寺脇康文さんと手塚とおるさんの二人がたいへんにおもしろく、そしてたいへんにかわいらしかったです。公演も終盤で息も合ってるし、結構遊んでらしたシーンもあったのかな?どこかで、手塚さんが去り際寺脇さんに向かって「いつまでも白が似合うと思うなよ!」という名言を吐いていたんだけど、カーテンコールで大王が「名言が出ました」みたいな話をしていたから、ほかにもアドリブとかあったのかなあ。

そうそう、一瞬ですけど手塚さんのシリーウォークまで拝めちゃうって、なんか得した気分でした。手塚さんと兄妹役だった竹内都さんのハジケっぷりもよかったです。そうそう、都ちゃんが勢い余って顔面からコケちゃったとき笑ったなあ。舞台上のありとあらゆるキャストが落ちまくる中、人一倍早く「兄ちゃんがつかみ損ねた!」「最初からやるぞ!」と建て直しを図っていた手塚さんカコヨスでした。

もちろん突っ込みどころがないわけじゃないけど、「ま、いいじゃん!」みたいな気にさせてしまうのも大王テイストだなあと思いました。ほんとに、2時間わははわははと楽しめることにかけては間違いないよね。