「グランドスラム マルチナ・ナブラチロワスペシャル」コンドルズ

今回は「超弩級ベスト版」ということでタイトルもグランドスラム、そして各地にかつての名女子テニスプレイヤーの名前がつけられているんですが、実家に来ていたDMで大阪公演が「マルチナ・ナブラチロワスペシャル」と知って俄然行きたくなったとか冗談みたいですがホントの話です。私は何しろマルチナ・ナブラチロワの大ファンなのでして、これがクリス・エバートスペシャルだったら行ってないかもしれないヨ!うそだよ!いやでも半分本気だよ!

それはともかく、結構久しぶりに拝見したような気がするんですが、なんだか見慣れない顔が増えていて、あれっ新顔が結構いるなーと思ったら、ら、その中のひとりがあまりにも、あまりにも、猛烈に際立って踊れるひとで、えっえっ誰コレ誰、と頭の中が???でいっぱいになってしまいました。近藤さんが出ていたら近藤さんばかりを目が追ってしまうわたくしですが、あまりのことにその人ばっかり見てたような気さえするほどです。最初片桐さんに似てる?と思い、次に中川アッキー?と思い、最終的に二人の中間かなこれはという結論に達しました。あとで伺ったところによると平原慎太郎さんという方だそうで、新人ではなくFAの即戦力ダンサーらしい…道理で!いやしかしびっくりしました。近藤さんや藤田さんとはまたタイプの違うダンスをする方なので、ダンスシーンがよりなんつーか、カラフルになった感じ。

あとコント方面にもなんだか妙に芝居のこなれた新人が入ってきてて面白かったです。とはいえここはやっぱり小林顕作さんの八面六臂の活躍というか、硬軟自在で客いじりもお手の物な顕ちゃんが果たす役割はやっぱり巨大。人形劇面白かったです、さすがベスト版!

あと前にも増して青田さんのイケメンぶりっていうか、解脱者のようでありながら完全にモテを意識してるだろうその髪型!っていうか、なんかもういろいろ別次元でした。イケメンヨガすごい。

開演直前のSEで岡村ちゃんの「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」がかかって、思わずスピーカーのほうを振り返って見てしまった。勝山さんなりの気持ちが込められてるんだろうなーって思ったなあ。しかも最後がエレカシの「星の降るような夜に」で、ううんやっぱり勝山さんと選曲の趣味合いすぎるぜ!

相変わらずくだらないとカッコイイの波状攻撃で、ベスト版というだけあって粒揃いのいいシークエンスをまとめて見られて嬉しかったです。個人的にはコンドルズは全方位開放が好きなので、あれだなー、チケット激戦になるだろうけど、一回名古屋の千種文化小劇場で公演してみてほしいなあ。完全円形で、しかも上から見るっていうの、ぜひ見てみたい。ダンス部隊だけの公演でもいいので、検討してみてほしいっす(笑)