「ロボ・ロボ」 惑星ピスタチオ

• 新神戸オリエンタル劇場　　Ｄ列１７番
• 作・演出　　西田シャトナー

今度も「いい話シリーズ」という副題付きで本公演よりちょっと短めかな？試作品のロボット達が展示会場へ向かう途中で飛行機が無人島へ墜落してしまい、そこから脱出をはかるロボット達の話なんだけど、このロボットをやるのがスゴイ。謳い文句にもあったけど本当に９０分全編ロボットマイムでやりとおしてるのよ。んでまたこれがちゃんとロボットに見えてくるんだ。あの関節が動くときの細かい音をどうやって合わしているかは謎だけど、あの固い動きを９０分間というのは結構辛いのじゃないでしょうか。

ストーリーの方は時間との戦いとその中でロボット達が人格を持っていく様をサスペンス仕立てで描いてあって、こちらもまあまあ。特筆すべきはいつも子役上がりみたいな喋り方でどうもカンに障る平和堂ミラノさんが、ロボット、という無機質な人格に異様にマッチしていたこと。遠坂百合子さんにも言えることですが。思わぬ収穫といった感じでしょうか。