「唇に聴いてみる」 南河内万歳一座

  • コスモスシアター  4列20番
  • 作・演出  内藤裕敬

初っ端のモノローグがいきなり詩的で静謐で、「おおっ?」って感じだったんだけど、途中からちょっと着いていけないところがっあたりして戸惑ってしまった。内容も結構不条理はいっていたのでこれは比喩なのかリアルな話なのかわからんまま話が進んでしまって、物語としてはあまり満足できないままだったんだけど、1シーン1シーンの完成度がすごい高かった。ラストの流れ込んでくる缶は量もインパクトも圧倒的。今まで関西の劇団には冷たかったので南河内も今回が初体験。他の小劇場系とは一味違う「泥臭さ」のある劇団でした。