「ドナインシタイン博士最後の世紀末学会」

  • HEP HALL   H列13番
  • 構成・演出・出演  川下大洋

在京粟根ファン垂涎の(ホントか?)通称ドナ研。いやすくなくとも私には垂涎でしたが。何で最後のかというと、世紀末がもう終わっちゃうからですな。文字通り。

芝居、と言うよりはもっと軽いエチュードって感じなのですが、しかしそうは言いながらも出ずっぱりの川下さんは約2時間弱セリフを喋りっぱな訳で。ややもするとフリートークと思われがちな喋りをわざとしているだけに難しかったと思います。途中で「またです!私昨日もここでセリフを忘れました!いい加減にしろと言いたい!」ってキャラのテンションのままおっしゃってましたけど(笑)、やー大変だろうなーと思いました。うん。その点ゲストの山内さんと粟根さんはちょい気楽な感じかな・・と。おかげで粟根さん終始にっこにこ。セリフ噛んでもにこにこ。素敵・・・・・・(←つける薬なし)でもまあ楽屋裏ではお客さんに描かせた絵を拡大コピーしたり切ったり貼ったりでなかなか大変だったようなのですが、そしてその最中にお手を怪我されたにも関わらず粟根さんは終始上機嫌のお顔でございました。回収した絵を見て一人ほくそ笑む粟根さんもこれまた素敵で。

後半は副題の「大阪ロボットの作り方」にそった歌もありまして、粟根さんがドラム、山内さんがギター、川下さんがベースでした。やーーーーそれにしても粟根さんのドラムは一見の価値あり。格好良すぎ。ドラム叩く男っていいよねーー(愛)。歌もかなりあと引く面白さ。「右から左折」が頭回りそうで参った。

終始ラフな雰囲気ながらも話としてのオチもしっかりつけるあたりがさすが博士といったところでしょうか。山内さんが実はロボットというオチでしたが、冒頭でちゃーーんと粟根さんが博士に「彼は大丈夫ですか?」というセリフを何気なく言ってあるあたりに感心しちゃいましたよ。ちなみにこの日の日替わりゲストは転球さんとソニーAIBOくん(笑)。転球さんは非常に男前で素晴らしく、AIBOくんは非常に愛らしくて素晴らしかったです(笑)。