「ひーはー」piper

やっぱり買っちゃった!馬ストラップ(笑)ダブリンで出てきたときから馬ラブだったので嬉しい(笑)

10周年なのに第6回公演、そんなゆるい吉本集団piperの全員揃ってお祭り公演。

BIG BIZタイプというか(スプーキーハウスもそうらしいんですけど、それは見ていないので)、ウェルメイド風味なコメディなのにどこか破天荒な大王お得意のタイプの脚本かなと。しかしうまい、なんかもう、いやらしい!と言いたくなるほどにうまい。最初に大王が出てきて「ひとつだけ本物の銃」があるというエクスキューズを観客に教えるところとか、反則技っちゃ反則技なんだけど、緊迫感増すったらない。いいだけかき回して誤解に誤解をこれでもか!と重ねたところでそれを「動くな!」のワンシーンでひとつの話に戻してしまうところも、全く唸るよもう、という感じです。

おもちゃ箱をひっくり返している時間が相当長いので、もうちょっと気持ちいいところが早く来てくれないとだれるかなあとも思いつつ、その「動くな!」からあとの展開が面白すぎてだれそうになったことを忘れるぐらいでした(笑)

もじゃきの歌とか「呪いを解くならおどれ」とか、それぞれの役者さんの見たかったシーンを力業で脚本に練り込んでいくところがほんと凄いなと。宏太郎さんのダンス嬉しかったし、圭哉さんのエセギターでのワンマンショーとか、そのあとの全員のダンスでもじゃきの歌とか、あー笑った笑った。

日本のどこだかわからない田舎町なのにちゃんと「西部劇」になってるあたりがもう・・・すごいよね後藤ひろひとは!mixiの西部劇コミュのオフ会の会場と言われてしまうと、あー、あるかもーとか思っちゃうしねえ。しかし、ってことは大王もmixiやってるんだね、これは(笑)

mixi仲間の西部劇ヲタ、川下さんと片桐さんのコンビ、よかったです。二人ともちょっとヲタ体質だしね・・・(笑)宏太郎さんのワイアット・アープ風のコスプレ(いやもうあれコスプレ大会だろ)、かっこよかったーー!!似合う、似合いすぎる。いつもながら平田敦子女史は鉄板の面白さ。個人的に今回MVPを捧げたいのは山内圭哉さんです!いやーよかった。大王の脚本が面白いのはもちろんだけど、それを板の上にあげてちゃんとここまで笑いを取れるものにできる、そのテンションを初っ端から作っていたよなあと感心。さすがですよねえ。

次回公演「やっほー」も相当気になります(笑)