「厨房」U−1グランプリcase.02

第1弾の「取調室」のチラシを見たときに微妙に気になってはいたのだが、なんとなく決定打に欠ける感じがあってそのままスルーしていました。第2弾もスルーの予定ではあったのだけど、HYMNS直後の小松和重熱の異様な盛り上がり、加えてちょうどエレカシ野音のために遠征中ということで食指が動き、地道にチケットを探して無事ゲット。しかしよくよくチラシを見てみれば、マギーとハセこと長谷川朝晴さんがコントでタッグを組むというのもちょう久しぶりなのではないの?というね。

ワンシュチュエーションオムニバスコントなので、舞台は常に厨房。7〜8本ネタがあったかなあ。頭をひねくり回さなくても誰にでも楽しめる、素直な笑いに満ちたものばかりで、マギー&ハセの絶妙なコンビネーションぶりやら、ディズニーやら漫画のキャラをつかった若干卑怯とも言える鉄板の笑いやら、勢い一発のコントやらでわははわははと笑い転げて参りました。ハセの「プルコギ→プランクトン」のネタはアドリブだったんでしょうか?あれ笑ったわー。

お目当ての小松さんはどんなキャラをやっても相変わらずの達者ぶりで、妙にいい声推しキャラだった料理教室のお父さんとか、あとショートコントの「妥協」とかの変身ぶりとかがツボったなあ。当然にというか、「桃屋」ネタもあって、いやほんとうにマジで小松さんは桃屋に激似すぎるわけですけども、しかし一番笑ったのは最後のミュージカルネタかもしれん。あの仮面をとって客席を見たときの壮絶なるアホ面!後ろでは女の子がまだ歌ってるのに次々と爆落ちする観客たち!いやー・・・この落差が魅力よ!

コント屋マギーを拝見するのも久しぶりで、って長谷川さんもだが、水を得た魚!という感じの楽しげなふたりの様子にもたいへん和まされましたです。