今週の清盛

第36回「巨人の影」または「恋とはー!するものではなくてー!」。
のっけからなんですが清盛がここぞ!というタイミングで姿を現すシーン、日出処天子で雨乞いの結果降りすぎた雨にいちゃもんつけようと厩戸が呼ばれて姿を現した瞬間に雨がやんで「雨が…なんでござりまするかな」って言ったあのシーン思い出しました。なにこの長い比喩。そして私の漫画脳。
いやそれほどまでに「待ってました感」の持っていき方が見事だったということです。
いざとなればおれっちどっちに荷担するかわからんけんね、荷担するとなったらこんだけの力があるんやけんね、ということをただ座してしらしめるきよたんの腹黒さ!ああ、あんたは腹黒い!腹黒い男は大好きだ!

それはそれとして、個人的に、まずい、気がする。なんだろう、この道はいつか来た道とでもいいましょうか、あれっ、あれあれあれ、わたし、窪田くんの重盛が、そうとう好きになってないか…?こ、これは、こーいーしちゃったんだーたぶんー気づいてないでしょう〜ってあれか?あれなのか?ところであの歌で「気づいてない」のは自分なの?相手なの?それが気になって夜眠れるけど朝起きれません。そんなことはどうでもいい!

いやだってまさかこんなに露骨に「偉大なる父」と不肖の、いや重盛たんはちっとも不肖ではなくむしろ大変にできがよかったわけだが、しかしあらゆる処で父に一歩及ばない、という描かれ方をするとは予想GUYでした。そして私は父と子、とか、偉大なる影で苦悩する子、とか、そういうのに真から弱い。そう、こんな風に大河ではまった人物前にもいましたね!おんなじ!おんなじ匂いがする!あと多分両者退場の時期もそう変わらない!なにこのリンク!

時子の実子ではないって時忠に言われちった(余計なことを!余計なことを!おまいなんか流罪でちょうどええんや!←八つ当たり)ばっかりにそれを(こともあろうに)成親に相談する重盛たん。あのね…その人相当黒いからあ!そこで励ましてもらった嬉しさに肩入れするけどお父さんは泰然自若でなに考えてるかわかんないし、言ったとおりにすれば自分が矢面だし、そんでさいあくなことに結局「清盛がいないとだめよね」的なあの空気…あーもう。あーもう。きよたんのばかあ!もっと重盛たんを大事にしないからこの先大変なことになるんだあ!と当たり散らしたい気分満開です。ううう…それにしてもきよたんの剃髪姿はどうしてああもかっこいいの…(おまえ…)

それにしてもここまで腹筋さんが大河で出張るとは思ってもみませんでした。知らない人がみたら「えらい迫力あるけどアレ誰」的な感じなのではないでしょうか。顔の圧が相変わらずすごいよ(褒めてます)。神木遮那王は1シーンのご登場でしたがものすごくベタに「身軽」をアピールしていて笑いました。っていうか神木きゅんの美しさったらないわよー!あとお兄さんの頼朝はいい加減鬱陶しくなってきたからそろそろ覚醒してー!