「課外授業〜ようこそ先輩」松尾スズキ編

14日の深夜に放送がありました。例の証人喚問のせいで10分押しになったんだけども、最近の機械はすごいわねえ〜、「追従機能」っつって遅れても勝手に時間延長してくれる機能が付いているっつーんだから!おかげで全部見れました。ありがとうパナソニックDVDレコーダー!

最初の、あまりにも食いつきの悪い子供達に戸惑いまくる松尾さんにこっちもどきどきしてしまったんですが、「子供なところ」と「大人なところ」をあげていく辺りからかなりよい感じではなかったかなと。
私が見ていて「それわかる〜」と思ったのは、「大人なところ」の「電話の時声が変わる」。
大人のワザですよね。

子供達に「大人にインタビューしてくること」という宿題を出した松尾さん、その発表が終わった後に話す子供達への言葉がとてもとてもよかった。

中学生とか高校生になるとさ、親の言うことが鬱陶しくなってくるんだよね。
理由なんかないの、とにかく大人や親の言うことが鬱陶しくなってくるし、
もうすでにそう思っている子もいるんじゃない?
でも、この年になると、もうちょっと親と話しておけば良かったって思うんだよね。
だから大人になったら、この授業を思い出して、もう一度親にインタビューしてみてほしい。
その時は「私を産んで、育ててくれたことはよかったですか。わるかったですか。どうですか」ってことをね、ちょっと聞いてみてほしい。
その答えを聞かずに育ててくれたひとを喪うっていうのは、すごく後悔する話だからね。

それで思い出したのが、この映画に寄せていた松尾さんのコメントのこと。

「親父、頼む、生き返ってくれ。この映画を一緒に見よう。」
私はこの松尾さんのコメントにしてやられてしまい、この映画を観に行ってそして椅子から転げ落ちるかと思うほど号泣したわけですが、テレビでの松尾さんの言葉に思わずこの映画を思い出してしまったのでした。

後輩の子と映画の話をしていたときに「ビッグフィッシュ」の話もでて、私は大好きな映画だ、すっごく泣いてしまった、という話をしたんだけど、その中のひとりに「あれは最後お父さんは○*1になったって話なんですか?と言われて思わずううううむ、と唸ってしまったのだった。
そうじゃなくて、あれは息子がお父さんにあげた最初で最後のファンタジーなんだよ、と言おうとおもったけど、やめた。
松尾さんがどういう気持でこの映画を観たのか、詳しく聞いてみたくもあり、心の中で思いを馳せておくにとどめたくもあり。

*1:ネタバレ?のため一応伏せます